(当記事は、アメリカでの法律、研究に基づいて作成されています)
FDA(米国食品医薬品局)の公聴会で、100人以上の関係者が10時間にわたりCBD(カンナビジオール)に関する証言を行った結果、2つのことが明らかになりました。
それは「アメリカ国民がCBD商品を強く望んでいること」そして「あまりにも多くのCBDメーカーが粗悪品を提供していること」です。
史上初のCBD公聴会の開催にあたり、FDA長官代理のネッド・シャープレス氏は「CBD商品への関心が爆発的に高まっているが、これらについてはまだ分かっていないことが多い」と述べました。
しかしながら、すでに分かっていることもたくさんあり、そうした事実の多くが公聴会で明らかにされました。
『リーフリー(Leafly.)』の編集者であるブルース・バーコット、デビッド・ダウンズ、ベン・アドリンが、公聴会の様子をライブで取材しました。
公聴会を終え、以下の5つのポイントが総意として挙げられました。
\法律の規制条件をクリアした厳選のラインナップ/
1. CBD市場にはジャンク品が多すぎる
これは、公聴会において最も頻繁に取り上げられたテーマの一つです。
現在のCBD市場には、ジャンク品を販売するいい加減な業者があふれています。
「300mgのCBDを含むオイル」とうたっている商品に「実際には22mgのCBDしか含まれていなかった」あるいは「CBDがまったく含まれていなかった」という実験データが、多くの関係者から提示されました。
いわば、CBD販売における西部開拓時代のようなもので、規制がないことを利用して、多くの企業が粗悪品を市場に送り込んでいます。
真に高品質なCBDメーカーが、最高水準のラボに投資して適正な製造方法を確立しなければならないのに対し、粗悪品メーカーは大幅な割引価格で製造し、安価な商品を提供することができます。
これについては、ご期待ください。
このような悪質な業者には報いが来るでしょう。
CBDに対するFDAの規制には、品質保証要件が含まれることがほぼ確実です。
問題は、規制による淘汰によって救われるまで、良心的なメーカーが長くビジネスを続けられるかどうかです。
\法律の規制条件をクリアした厳選のラインナップ/
2. 消費者はどれが合法な商品なのか?知るすべがない
この業界について、日々記事を書いている私たちでさえ、個人的に信頼できるブランドはほんの一握りしかありません。
私たちも他の消費者と同じく、どのブランドがまともで、どのブランドがインチキなのか?知るすべがありません。
関係者からは「規制は必要だが、厳しくしすぎるべきではない。ブランドがブランドを築き上げる余地は残すべきだ」という建設的なコメントが寄せられました。
つまり、各ブランドが信頼できるメーカーとして宣伝し、その評判を確立することを認めてほしいという主張です。
そもそも、それがブランドというものの本質なのですから。
\法律の規制条件をクリアした厳選のラインナップ/
3.多くの人々にとっては、CBDが何なのか?見当もつかない。
公聴会に参加した関係者の一部は、FDA委員会に対して2分間の発言権を繰り返し要求し、マリファナの害悪を説いてその時間を無駄にしていました。
しばらくすると、私たちは冒頭の一文で発言者が『リーファー・マッドネス』論者かどうか?わかるようになりました。
『リーファー・マッドネス』論者:マリファナなど薬物中毒の害を訴えることを目的に米国政府が1936年に制作した映画(邦題『麻薬中毒者の狂気』)。ここでは、大麻全般に否定的な考えを頑なに持っている人たちのことを指します
私たちがコーヒーをおかわりするために部屋を出た時点で、もう何人もの親たちが、高濃度THCの大麻(麻)で、手に負えない状態の末、亡くなった子どもの悲痛な体験談を語っていました。
しかし、、、CBDはそれとは違うものなのです。
ある人は「THCやCBDに対する規制を変更しないでほしい」とまでFDAに要請していましたが、そもそもFDAにはそんな権限はありません。
そして第二に、私たちはその目的で公聴会に参加しているわけではありません。
あきれてため息が出ます。
麻薬戦争は終結を迎えつつあるかもしれませんが、まだ完全に終わってはいません。
\法律の規制条件をクリアした厳選のラインナップ/
4. FDAは、副作用について深刻な懸念を抱いている
FDAは、薬品に対しては効果があることを望み、食品に対しては「栄養価の高いものであってほしい」と当然考えています。
しかし、FDAにとって第一の任務は公衆衛生を守ることです。
公聴会では、FDAの職員が関係者に対しCBDの有害な副作用や薬物相互作用について質問しており、それがよく伝わってきました。
みなさんの中で、これらに関するデータをお持ちの方がいれば、FDAはその意見を聞きたいと思っています。
\法律の規制条件をクリアした厳選のラインナップ/
5. 個人の体験などエピソード的な証拠はFDAでは通用しない
大麻業界に携わる私たちの多くは、個人の体験談が持つ力によって人々の心が開かれ、法律が変わっていくのを目の当たりにしてきました。
たとえば、ドラベ症候群の子供の治療にCBDを使う親の窮状や、医療用大麻でPTSD(心的外傷後ストレス障害)を治療する退役軍人などです。
これらの強烈な体験談は、人々・家族・親戚・友人、そして法律家の心を動かしました。
彼らが語る体験が法律を変えたのです。
しかし、FDAはそれが通用する機関ではありません。
FDAは「科学的根拠に基づいて政策を決定する」という原則に基づいて設立された機関です。
FDAの職員は、関係者にフォローアップの証拠・研究・調査・データを何度も繰り返し求めました。
人々は高品質のCBDを切望しているかもしれませんが、FDA当局はその熱意に劣らず、この化合物の最も適切な規制方法を決定するため、質の高いデータを切望しています。
『リーフリー(Leafly.)』編集部の投稿(2019年5月31日)
※当サイトでご紹介する商品は、医薬品ではありません。また、病気の診断、治療、予防を目的としたものでもありません。
※記事はアメリカでの法律、
※本記事を転載、または引用をされる場合は、情報元としてサイト名(CBD Library)と当URLの掲載をお願いいたします。
\法律の規制条件をクリアした厳選のラインナップ/