(当記事は、アメリカでの法律、研究に基づいて作成されています)
大麻(麻)の消費者は長い間、THC(テトラヒドロカンナビノール)含有量が高い商品が良いものだと考え、多くの人が好んで手に取ってきました。
しかし、消費者の好みや注目が、THC含有量の高い商品からTHC比率が少なく、効き目がマイルドで過度な多幸感や酩酊作用のないCBD(カンナビジオール)が多く含まれる商品へと変わりはじめ、前者は飽和状態となってしまいました。
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CBDとTHCの違いは何?
THCもCBDも同じ大麻から抽出されたカンナビノイドという成分の一種です。
一方で、それぞれ体感に大きな違いがあるため、ディスペンサリーでの購入方法も異なります。
THCだけがおよぼす体感と、そういった影響がないCBDは、はっきり区別されています。
THCには、多幸感や酩酊作用があり、CBDにはそれがありません。
多くの消費者は、痛みや不調をやわらげるため、安心してCBDを選ぶのです。
そしてCBDには、THC特有の多幸感などの作用をブロックする働きもあります。
カンナビノイド受容体が結合することによって、THCの活性化を抑えてくれます。
精神活性作用もまた最小限にするため、CBDとTHCを混合した商品は、初心者が使うには最適なのです。
これは、CBDが効果を発揮しないという意味ではありません。
含有量の高いCBDを摂ると、しばしば深いリラクゼーションを味わえます。
たとえばお風呂にゆっくり浸かった後のように、ほっとして体も緩み、脳もスッキリするという体感が味わえるでしょう。
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CBD vs THC 法律上の違い
2018年に可決した農業法案により、アメリカの全50州で、産業用大麻は合法な農産物と認められました。
DEA(アメリカ麻薬取締局)は、いまだにCBDをスケジュール1の規制物質と見なしていますが「大麻の茎や種から採れた微量のCBDに関しては、合法である」と、メモから明らかになりました。
ただし、大麻由来のCBDの合法性に関しては、州毎に異なります。
それらの商品を買う場合は、住まいのある州法をご確認しましょう。
CBDとTHCの含有率が高い大麻品種は、大麻マーケットが合法的に運営されている州でのみ合法とされています。
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CBDの医学的効果は?
CBDの有効性や範囲はどんどん拡大し続けています。
私たちがそれを知るためには研究がもっと必要ですが、現在、一般的に以下のような症状や体調の改善や緩和に使用されています。
- てんかんや発作性疾患
- 痛みや炎症
- PTSD(心的外傷後ストレス障害)や不安感
- クローン病
- 多発性硬化症(MS)
- オピオイド離脱
臨床や個々の事例においてもCBDが様々な疾患に役立つエビデンスがあり、その効果のほどを示していますが、CBDが最も有名になったのは、珍しい難治性小児てんかんの治療でした。
ドラベ症候群は、現在の治療法に対して非常に強い耐性があることで有名です。
患者たちは、1日あたり100回以上の発作に悩まされ、加齢によって症状は悪化する上、命をも脅かします。
現段階の治療法は、子どもに眼帯をさせたり、特別な食事制限や脳外科手術などがありますが、いずれも有効な手立てとは言えません。
最初の改善例の中に、シャーロットという少女の症例があります。
彼女は、シャーロットの贈り物という、オイルを投与されました。
これは、彼女のために特別に開発された、CBDの薬効を最大限に引き出しつつ、高揚感を与えない品種です。
すると、シャーロットは2年足らずで、これまで月に1,200回あった発作が3回程度になりました。
他にも改善例が次々と出てきたので、この命を救う治療をどうしても受けさせたいと切望する親御さんたちが声を上げ始めました。
CBDには致死量がなく、深刻な副作用も今のところ確認されていません。
しかし、大麻由来の化合物を小児疾患に使う発想は、長年大麻が汚名を着せられてきた文化の中では、いまも扱いにくい問題です。
CBDがもたらす恩恵についてもっと詳しく知りたい方は、CBD完全ガイドをご確認ください。
THCは、精神作用や多幸感が目立ちますが、医学的にも重要な効果があります。
CBDとTHCには同じ効果もありますが、THCには特に、吐き気や食欲不振・不眠などの症状をやわらげる効果があります。
多くの患者は、CBDとTHCのバランスをとることで、それぞれの成分の相乗効果で、最も効率よく症状を緩和させてくれると考えています。
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高CBDの品種は、どれを試せばよいの?
CBDは大麻に含まれるカンナビノイドの中で2番目に豊富といわれていますが、品種によっては、必ずしもそうとは限りません。
CBDとTHCの構成比の分類は、以下の通りです。
- 高THC/低CBD(例.THC:10〜30%、CBD:微量)
- バランス型CBD/THC(例.THC:5〜15%、CBD:5〜15%)
- 高CBD/低THC(例.CBD:5〜20%、THC:5%以下)
高CBD品種は、高THC品種のような、過度な多幸感をともなうことなく、思考もクリアでいられる傾向があります。
したがって、一般的にTHCの副作用(不安感、被害妄想、めまいなど)に非常に敏感な方に好まれています。
また、痛みや炎症・不安などの慢性的な症状があって、1日中薬を飲まないとツラい方にも、高CBD品種は素晴らしい助けになるでしょう。
CBDとTHCのバランスが取れた品種は、CBDメインの品種に比べるとやや多幸感がありますが、不安や妄想などのネガティブな副作用を引き起こす可能性ははるかに低いです。
痛みをやわらげるのに最も効果的で、THCに敏感な消費者でもくつろいだ気分になりたい場合に適しています。
CBDは、THCと同じ方法で摂取できます。
たとえば、CBDが豊富に含まれる花穂を喫煙やベイプ吸引したり、CBD入りの食品を食べたり、CBDカプセルを飲んだり、CBDローションを体に塗ったり、CBDティンクチャーを舌下に垂らして使用できます。
ヘンプ(産業用大麻)商品にもCBDは含まれていますが、摂取効率が悪く、大麻から抽出されたCBD商品のような多様性ある科学的効果はありません。
CBD濃度は、作物あるいは苗木ごとに異なる場合があります。
詳しいCBD濃度や含有量については、ディスペンサリーでご確認ください。
CBDとTHC濃度や含有量が明記されている試験機関で検査済みの商品の購入をおすすめします。
『リーフリー(Leafly.)』編集部によるレビュー(2020年4月1日)
※当サイトでご紹介する商品は、医薬品ではありません。また、病気の診断、治療、予防を目的としたものでもありません。
※記事はアメリカでの法律、
※本記事を転載、または引用をされる場合は、情報元としてサイト名(CBD Library)と当URLの掲載をお願いいたします。
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