CBD研究の現状

(当記事は、アメリカでの法律、研究に基づいて作成されています)

ヘンプ(産業用大麻)由来のCBD(カンナビジオール)は、米国50州すべてで合法とされ、その治療効果の可能性についての研究も盛んに行われています。

ここでは、CBD研究の現状・すでに証明されていること・CBDがもたらす効果・最近の研究や臨床試験について紹介します。

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CBD研究とは?

CBDは、カンナビジオール(cannabidiol)の略で、大麻(麻)に含まれる数多くのカンナビノイドの一つ。

大麻の成分構成の最大40%を占めています。

この植物性カンナビノイドは、痛みやストレスをやわらげる効果がありますが、大麻のもう一つの主成分であるTHC(テトラヒドロカンナビノール)のような向精神作用はありません。

CBDオイル

▲CBD(カンナビジオール)は大麻に含まれる化合物で、酩酊作用はありません(写真:ジーナ・コールマン/ウィードマップス)

大麻は紀元前2,900年頃から薬として用いられてきましたが「大麻が人間にどのように役立つのか?」については、臨床科学研究によってようやく明らかになってきたばかりです。

しかし、CBD商品が市場に多く出回るようになった現在、その研究が急務となっています。

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CBD研究の定義

近年、臨床試験が活発化していますが、ヒトを対象とした研究はこれまでほとんど行われていませんでした。

ゴールドスタイン博士によると、現在行われているCBD研究は以下の4タイプです。

植物・農業研究

大麻がどのようにCBDを生成するのか?また、害虫への抵抗力を高めるなど、商業的農業にどのように役立つか?の研究。

試験管内(in vitro)試験

培養細胞を用いた実験や、試験管内での観察など生体外での研究。

生体内(in vivo)試験

疾患モデル動物などの生体を用いて、CBDの効果を検討する研究。そのため、倫理面で議論の多いタイプの研究。

臨床試験

ヒトを対象とし、コントロールされた条件下でCBDの有効性や安全性を検討する試験。

以下の例に示すように、さまざまな疾患に対するCBDの治療効果が注目されています。

  • パーキンソン病
  • アルツハイマー型認知症
  • 炎症
  • 疼痛(慢性疼痛、神経因性疼痛を含む)
  • 心的外傷後ストレス障害(PTSD)
  • うつ病
  • 睡眠障害
  • 双極性障害
  • 社会不安障害

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CBDの効果は医学的に証明されているの?

CBDの効果を裏付ける証拠は、さまざまなタイプの研究から得られていますが、科学者にとって「医学的に証明された」という言葉は非常に重いものです。

ゴールドスタイン博士によると、医学的に証明された薬とみなされるためには、臨床試験の最終段階を通過しなければなりません。

実際、この条件を満たしているCBD由来の薬は1つしかなく、それは『エピディオレックス(Epidiolex)』という薬です。

CBDオイルが入ったビーカー

▲CBDの効果を裏付ける証拠は、さまざまなタイプの研究から得られています(写真:ジーナ・コールマン/ウィードマップス)

ゴールドスタイン博士は「研究参加者を無作為にグループ分けし、クロスオーバー法でCBDとプラセボ(偽薬)を比較検証した臨床試験を実施したところ、ドラベ症候群(てんかんの一種)の小児患者にとって、CBDが安全で効果的な薬であることが、ようやく証明されました」と説明しています。

これらの大規模な臨床試験や患者からの報告は、CBDがドラベ症候群の患者の発作を減らす効果がある可能性を示しています。

さらに『エピディオレックス(Epidiolex)』は、ドラベ症候群と同様の発作の重症度と頻度を減少させる可能性があります。

この薬は医師の処方により入手可能であり、現在、CBDを含む医薬品として唯一、米国食品医薬品局(FDA)の承認を受けています。

ゴールドスタイン博士は「CBDについて、もう一つ『証明された』ことは、CBDは非常に安全で副作用が軽いということです。いくつかの薬とは相互作用するので、主治医と相談する必要がありますが、多少多めに、毎日摂取しても非常に安全です」と強調しています。

CBDは、(不可能ではないにせよ)過剰摂取することが難しく、多くの処方薬が長ったらしい副作用リストを伴うのとは異なり、副作用もほとんどありません。

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CBDは本当に効果があるの?

神経科学分野の博士であり『ウィードマップス(weedmaps)』の科学アドバイザーを務めるアディ・レイ・ウィルソン=ポー博士は、その答えは「イエス」だと言います。

彼女は、まだ臨床的に証明されてはいないものの、大きな期待が寄せられているCBDの可能性について次のように語っています。

「世界中の研究により、CBDにはさまざまな薬効があることがわかっています。たとえば、抗けいれん薬・鎮痛薬・抗炎症薬・抗酸化薬・抗不安薬・抗うつ薬・制吐薬・抗精神病薬・鎮痛薬・抗がん剤などの効能です」。

▲CBDは、エンド・カンナビノイド・システムと相互作用し、脳内の受容体を刺激して、気分から記憶力まであらゆるものを向上させる可能性を秘めています

CBDは、エンド・カンナビノイド・システムと相互作用し、脳内の受容体を刺激して、気分から記憶力まであらゆるものを向上させる可能性を秘めています。

ゴールドスタイン博士は、いくつかの科学研究を引用しながら「CBDの潜在的な効果は広く知られており、多くの文献があります」と語っています。

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最近のCBDの臨床試験と研究

Brazilian Journal of Psychiatrys』誌に掲載された、2019年の臨床試験の研究論文では、人前で話す際の不安感が、CBDの使用により軽減されることが示されました。

研究者たちは、適切な投与量であれば、CBD製品を臨床診療に取り入れることができると結論づけています。

また『American Journal of Psychiatry』に掲載された2019年の別の臨床試験では、CBDを使用することでオピオイドに依存している人の不安感やオピオイドへの渇望感が軽減されたようです。

研究者たちは、CBDは臨床試験中に深刻な副作用や認知への影響はなかったようだと指摘しています。

Current Neuropharmacology』誌に掲載された2017年のレビュー論文では、CBDがパニック障害の治療法として有効である可能性が示されました。

「CBDはパニック障害の治療に有望な薬であると思われる 」と、著者は述べています。

同様に、CBDは不安や睡眠障害の治療にも有効であることが期待されています。

Permanente Journal』誌に掲載された2019年の症例研究では、精神科臨床試験の参加者の大半で、CBDが不安と睡眠のスコアを改善したことがわかりました。

ブレが見られたものの、CBD治療の最初の1カ月が終わるまでに約80%の患者が不安を感じなくなり、約67%がよく眠れるようになったとのことです。

さらに『American Journal of Psychiatry』誌に掲載された2018年の臨床試験によると、CBDには抗精神病薬としての効果も期待できるということです。

この臨床試験の結果は、CBDが、治療が難しいとされる統合失調症の患者への追加療法として役立つ可能性を示しています。

自閉症スペクトラム障害の場合、多くの処方薬は副作用の影響で一部の患者の症状を悪化させる可能性があるため、臨床医にとっては治療が難しい疾患です。

2019年に『Journal of Autism and Developmental Disorders』に掲載された報告では、CBDが自閉症の治療に有望であることが示され、重度の問題行動のある子どもたちに希望を与えました。

しかし、ある研究者が「自閉症スペクトラム障害(ASD)における大麻治療の成功を示すエピソード的証拠は蓄積されているが、臨床試験は不足している」と語っているように、CBDが医学的に証明されたゴールドスタンダードに到達するには長い道のりがあります。

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CBD研究の将来性

追加の臨床試験を完了させることが、CBDが医学界の主流になるための最良の道であることは明らかです。

エピディオレックス』のFDA承認は、大麻推進派にとって大きな勝利であり、他のCBDベースの医薬品が広く受け入れられる道を切り開くものです。

米国国立医学図書館の一部である『ClinicalTrials.gov』サイトに概要が記載されているように、CBDの臨床試験は数多く行われています。

その中には、CBDを初期の精神疾患・アルコール使用障害・クローン病の治療薬として用いる試験も含まれています。

今後の臨床試験で良好な結果が得られれば、慢性的な痛みや気分障害など、さまざまな疾患の治療にCBDを使用することが一般的になるかもしれません。

<参考文献>
ウィードマップス(weedmaps)』編集部によるレビュー(2020年8月4日)
※当サイトでご紹介する商品は、医薬品ではありません。また、病気の診断、治療、予防を目的としたものでもありません。
※記事はアメリカでの法律、研究に基づいて作成されています。記載されている内容について日本国内での適法性や、記載されている内容の正確性は当社は保証しません。
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