この記事は、
「エンド・カンナビノイド・システムって、どんなシステム?」
「CBDオイルとどんな関係があるの?」
という方のためにお届けします。
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『エンド・カンナビノイド・システム』を一言で言うと
人が生きていく上で必要不可欠な神経・免疫バランスを調節し、健康な身体を維持するためのシステム。
人類だけでなく、魚類・両生類・爬虫類・鳥類・哺乳類など、すべての動物に存在しています。
「内因性カンナビノイドシステム」とも言われています。
『エンド・カンナビノイド・システム』の概要
『エンド・カンナビノイド・システム』は、カンナビノイドを細胞に作用させるタンパク質「カンナビノイド受容体」、「内因性カンナビノイド」と呼ばれる情報伝達物質(リガンド)、内因性カンナビノイドを合成したり分解する「酵素」、によって構成されています。
この内「カンナビノイド受容体」が鍵穴、「内因性カンナビノイド」が鍵のような役割を果たし、細胞内に様々な化学反応を引き起こす仕組みです。
カンナビノイド受容体
大麻(麻)の主成分・カンナビノイドの研究が進み、人間の身体にカンナビノイドが作用する受容体があることが分かっています。
その代表が、CB1とCB2です。
CB1(カンナビノイド受容体タイプ1)
1988年、セントルイス大学の薬理学者アリン・ハウレット博士らが発見した受容体。
カンナビノイドの内、THCが直接作用し、主に中枢神経系のシナプス(神経細胞間の結合部)や感覚神経の末端部分に存在しています。
特に記憶・認知、運動制御、食欲調節、報酬系の制御、鎮痛、脂肪代謝などの生理作用を担っています。
一方、この受容体は、過剰摂取した場合、⼼臓と肺を停⽌する脳幹の⼼臓・呼吸器中枢には存在しません。
これが⼤⿇を過剰摂取した死亡例がない、15分間に2万〜4万本(628kg)相当量のジョイントを吸わなければ死には⾄らないと推定される⽣理学上、安全とされる理由です。
CB2(カンナビノイド受容体タイプ2)
1993年、ケンブリッジ大学のショーン・マンロー博士らが発見した受容体。
CB2は免疫系の細胞に発現し、内臓ほか全身200箇所以上に存在が確認されています。
こちらは免疫機能や炎症の制御に関与しています。
内因性カンナビノイド
カンナビノイドは、大麻(麻)だけに含まれた成分ではありません。
人間の身体にカンナビノイド受容体が発見されたということは、それらに作用する体内成分(カンナビノイド)の存在を意味するからです。
この人間の身体に自然に存在する10種類のカンナビノイドを内因性カンナビノイドと言います。
特に有名なのがアナンダミドと、2-AGであり、いずれも酵素の活性化によって、エンド・カンナビノイド・システムに作用します。
アナンダミド(N-アラキドノイルエタノールアミン)
1992年、イスラエルのラファエル・メコーラム博士によって、発見された脂肪酸です。
主にCB1に作用します。
2-AG(2-アラキドノイルグリセロール)
1995年ほぼ同時期に、前述したメコーラム博士と帝京大学の薬学者・杉浦隆之博士によって、発見された脂肪酸です。
アナンダミドよりも生体内の濃度が高く、CB1・CB2いずれにも作用することから、「真の内因性カンナビノイド」と言われています。
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エンド・カンナビノイド・システムの作用
人の身体は、様々な種類の神経や免疫細胞が細菌や病気から身体を守るために密接に連携しています。
つまり『エンド・カンナビノイド・システム』は、内因性カンナビノイドを分泌し、神経や免疫バランスを調節することで、人の恒常性維持(ホメオスタシス)に貢献しているのです。
臨床的内因性カンナビノイド欠乏症(CECD)
一方、『エンド・カンナビノイド・システム』に不調をきたすとどうなるのでしょうか?
2004年、GWファーマシューティカルズ製薬の研究者イーサン・ルッソ博士は、強いストレスや老化によって、内因性カンナビノイドが不足する状態を「臨床的内因性カンナビノイド欠乏症(CECD)」として問題提起しました。
生活習慣の悪化とストレス社会によって増えている、偏頭痛・線維筋痛症・過敏性腸炎症・炎症性疾患・自己免疫疾患・うつ病・心的外傷後ストレス傷害・骨量の減少・糖尿病・急性および慢性疼痛・加齢に関する病気の原因は『エンド・カンナビノイド・システム』の不調と内因性カンナビノイドの不足から引き起こされているという仮説です。
カンナビノイドの補充
『エンド・カンナビノイド・システム』の不調によって、内因性カンナビノイド欠乏症になった場合、外部からカンナビノイドを摂取することで不足分を補う他ありません。
そこで注目されているのが、医療大麻でありCBDオイル。
まだ研究途上であり、「病気に効く」と断言できるほど臨床的に証明されていませんが、効果事例もいくつか報告され、WHO(世界保健機関)も研究を推奨しています。
カンナビノイドの適応疾患
1996年、アメリカのカリフォルニア州で世界で初めて「医療大麻」が、合法化されました。
この医療大麻法の制定に尽力したトッド・ミクリヤ医師は、大麻の成分カンナビノイドが適応する疾患を250種類リストアップしています。
▶︎米カンナセンター(英文)
また2013年3月には、アメリカ国立医学図書館メッドラインに記載された100もの疾患に対して、カンナビノイドの有効性を評価した「大麻健康インデックス」という資料が発行されています。
▶︎大麻健康インデックス(amazon)
『エンド・カンナビノイド・システム』が人間の健康と疾患を司ると言われても、ピンと来ない方もいます。
でも会社などでもありませんか?
組織の長であるリーダーがドーンと構えれば、社内の様々な問題が解決するということが。
同じ作用が体内で起こっていると考えると、違和感はないのではないでしょうか。
あくまでイメージですが、薬が局所的に疾患をコントロールするものとすれば、『エンド・カンナビノイド・システム』は身体全体のバランスを整えて疾患をコントロールする違いです。
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