(当記事は、アメリカでの法律、研究に基づいて作成されています)
植物学の用語で「ストレイン」とは特定の植物の子孫を意味しますが、これはやや廃れた言い回しかもしれません。
大麻(麻)業界では「ストレイン」は「栽培品種」または「品種」と同じ意味で使われています。
多くの大麻ユーザーは、その系統や外観、化学的なプロファイル、それにともなう効果などの要素によって品種を捉えているでしょう。
「ストレイン」は、大麻植物の特定の品種を表すスラングです。
大麻栽培に関心のある人には「カルティヴァー」と呼ぶ方が好まれます。
人気の品種は時代とともに変化しますが、定番のものとしては、ジャック・ヘラー、サワー・ディーゼル、GSC(旧ガール・スカウト・クッキー)などがあります。
▲ 写真:ジーナ・コールマン/ウィードマップス
ストレイン(品種)の詳細
園芸や植物学の世界では、植物の香り・味・収穫量・薬理効果、そして植物品種のその他の明確な特徴を表す言葉として「カルティヴァー(栽培品種)」が好んで用いられます。
「カルティヴァー」という言葉が使えるのは、農産物として栽培された品種に限ります。
その土地に自生する野生の大麻は「ランドレース(自生種)」と呼ばれます。
ストレイン(品種)名にはどんな意味があるの?
大麻のストレイン名の多くは、品種の系統・主要な香り成分・期待される効果などを表しています。
そのため、その名前が示す特徴に基づいて販売されることが多いのです。
「アフガニ」と「OGクッシュ」は、それぞれの起源(アフガニスタンとヒンドゥークシュ山脈)を示す名前です。
「タンジー」と「GSC(旧ガール・スカウト・クッキー)」は、それぞれの香りを。
「アムネシア・ヘイズ」は、どのような気分にさせてくれるかを示しています。
もし、あなたがディスペンサリーに行って「高揚感を感じられ、甘い香りなのはない?」と伝えると、バッテンダー(ディスペンサリーの販売スタッフ)は「ブルードリーム」をすすめてくれるでしょう。
ブルードリームは、甘いベリー系の香りと高揚感に定評のある人気品種だからです。
一方で、家に帰ってブルードリームを吸ったものの、ハーブの土臭さしか感じられず、重いカウチロック(ソファで動けない)状態になってしまうかもしれません。
ストレイン名は、効果や風味、薬効を予測する上では信頼に値しません。
言ってみれば、あくまでマーケティング上のメッセージに過ぎないのです。
たとえば、OGクッシュは南カリフォルニアで最も人気のある品種で、どこのディスペンサリーでも見つけることができます。
しかし、OGクッシュの効果は、ディスペンサリーによってまったく異なるものになります。
ストレインの特徴は、栽培者によって大きく異なります。
栽培・収穫・加工の条件が違えば、カンナビノイドやテルペンの含有量も必然的に異なります。
ですから、自分に合った大麻を見つけるためには、ストレイン名だけで判断するのではなく、その化学組成やそのブランドや栽培者が説明する、期待効果を考慮して購入するのが一番の近道です。
最終的には、エンド・カンナビノイド・システムを含む、個々人の化学反応と、大麻の化学組成との組み合わせによって、体感が決まるのです。
ディスクリプター(記述子)とは?
ストレイン名にディスクリプター(記述子)をつけると、その品種の情報が少し加わります。
たとえば「ブッバ・クッシュ」と「Pre-98 ブッバ・クッシュ」は、元は同じ「OGクッシュ」のバリエーション違いです。
「ブッバ・クッシュ」は「OGクッシュ」と「ノーザン・ライト」を交配したブリーダーの名前に由来しています。
「Pre-98 ブッバ・クッシュ」は「OGクッシュ」が他のブリーダーに広まる前に存在していた「ブッバ・クッシュ」の品種を表しています。
これらのディスクリプターは、必ずしもユーザーが知りたいことをすべて教えてくれるわけではありません。
しかし、特定の品種の園芸上のバリエーションを区別するのに役立ちます。
結論
お気に入りのストレインがあるのはいいことですが、同じストレイン名だからといってすべて同じとは限らないので注意してください。
風味や効果は、栽培者やブランドによって大きく異なります。
自分が求めているものを見つけたら、その銘柄と購入場所を覚えておくと、また同じ体験ができるかもしれません。
『ウィードマップス(weedmaps)』編集部によるレビュー(2021年8月9日)
※当サイトでご紹介する商品は、医薬品ではありません。また、病気の診断、治療、予防を目的としたものでもありません。
※記事はアメリカでの法律、
※本記事を転載、または引用をされる場合は、情報元としてサイト名(CBD Library)と当URLの掲載をお願いいたします。
\日本最大級の品揃え。CBDオイル専門の通販セレクトショップ/