【EIHA(欧州産業用大麻協会)】今、「大麻界隈の協会」がアツい。欧州随一の国際大麻(ヘンプ)協会を取材 vol.2

産業用大麻協会を通して、vol.1では、大麻(麻)関連の協会がどういったものか、また欧州産業用大麻協会(EIHA) の概要を紹介しました。

本記事では、2024年6月5日〜7日に開催されたEIHA』の会議21st EIHAカンファレンス&エクスペリエンス・ヘンプ・プラハ 』の内容を紹介していきたいと思います。

それではさっそく見てみましょう。

『21st EIHAカンファレンス&エクスペリエンス・ヘンプ・プラハ』の会議内容

『欧州産業用大麻協会(EIHA))2024』の開催場所

それでは、2日間に渡る、会議の1日目に触れていきましょう。

EUの産業大麻の現状について

開会挨拶は、会長のダニエル・クルーゼ氏とEIHAディレクターのロレンツォ・ロマネーゼ氏が、EIHAのミッションやEUの産業用大麻の現状などについて話しました。

『欧州産業用大麻協会(EIHA))』の会場

EUの大麻加工業者は、原材料の90%をEU内で調達しています。

EUで取引されるバッズ(花)と葉の内、半分以上は、CBD(カンナビジオール)を含む、栄養補助食品の製造に使用されています。

一方、繊維に関しては、原材料価格が比較的高く、供給と製造施設も不足しています。

そのため、繊維の生産はニッチ市場に限られており、生産は少ない状況です。

『欧州産業用大麻協会(EIHA))』の会場

大麻の繊維は、第二次世界大戦後まで、巨大な消費市場を持っていました。

参考までに言うと、1930年代のロシアの大麻の栽培面積は約70万ヘクタールに達し、EUの大麻の需要の40%を賄っていました。

対して、イタリアとユーゴスラビアは、それぞれ最大10万ヘクタールを占めていました。

しかし現在、EU全体で5万ヘクタールしか栽培されていません。

現在、フランスがEU最大の生産国で、イタリアとオランダがそれに続きます。

大麻の繊維

近年、産業用大麻業界は急速に成長しています。

実際、2013年から2023年にかけて、 EUでの産業用大麻栽培の面積は、70%以上増加しました。

さらに1993年の数字と比較すると、栽培面積は600%以上の増加です。

大麻の近未来

大麻繊維

大麻は、社会の再生型成長モデルへの移行を加速する革新的なソリューションとして、大きく貢献することができます。

そして、気候変動の緩和に役立つ費用対効果が高い、社会的責任のあるビジネスです。

大麻産業は、現在の経済システムを循環型経済にアップグレードするための転換期にあります。

その経済効果を見ても、大麻の多用途性は、特に再利用可能、リサイクル可能、堆肥化可能なバイオマテリアルの製造において、数十億€(ユーロ)規模の市場を持つ可能性があります。

大麻繊維

消費者の間で、天然で持続可能な繊維や製品に対する関心が明らかに高まっているため、今後、数年間で需要の増加と大幅な成長が見込まれています。

これにより、大麻は、環境バランスの回復と脱炭素化目標を達成し、将来にわたる経済成長を果たす役割として、当然の注目を集めることになります。

これは、循環型経済とゼロ廃棄物を目指す、ビジネスモデルになります。

以上が、EIHAを代表する議長たちの発表になります。

『欧州産業用大麻協会(EIHA))』の会場

引き続き、登壇テーマに沿ったプレゼンです。

午前のテーマ「炭素クレジット市場における大麻」と、「大麻の建築資材はどのようにして広く受け入れられるか」では、近年の環境問題、炭素排出量について、そして大麻の可能性について語られました。

近年、気候変動への対応と温室効果ガスの排出削減は、政治課題の最重要目標となっています。

特に建設業界は、炭素排出量が多いことで知られ、国内の温室効果ガス排出量の推定5~12% を占めていると言われます。

これに対処するため、EUの循環型経済行動計画では、資源効率、循環性、大麻や木材などの有機建築資材の利用の重要性が強調されています。

この計画では、建物の生態学的影響を最小限に抑え、建設部門を炭素吸収源へ転換することが目指されています。

またEUとしては、公共調達においてより厳しい要件を課し、EUおよび各国の行政機関でゼロ排出を達成するための野心的な目標を設定するべきだとされています。

大麻繊維

現在、EUで栽培されている大麻は、木材と同量の年間7~9.6トンのCO2相当量を貯蔵できる可能性を示しています。

大麻は、ロックウールやセメントの代替となる可能性があり、建設業界にとって最も貴重な資源の1つです。

また、木材ベースのプロジェクトに最適な補完物です。

さらに、大麻は暖房や冷房に関して大幅にエネルギー節約し、さらなる炭素排出を回避します。

大麻を原料とする建築資材やその他の資材の使用は、持続可能性の低い他の代替品の全面的または部分的に置き換えため、公共と民間の寮セクターで奨励されるべきです。

そして、大麻農家は、環境寄与に対する補償を受けるべきです。

以上が提案内容です。

大麻の茎加工〜最先端技術〜

『欧州産業用大麻協会(EIHA))』の会場

次のテーマは大麻の繊維加工です。

まずは大麻の魅力や特性の説明がありました。

大麻は人類が栽培した最も古い農作物の1つであり、古代からEU全土で広く栽培されてきました。

また、 大麻は優れた炭素吸収源です。

この植物は根が深く、土壌にCO2を固定し、そこから得られるバイオマテリアルは作物の全体的な吸収バランスをさらに高めます。

1ヘクタールの大麻は、最大13.4トンのCO2を吸収できるため、1ヘクタールの熱帯林と同等の効率です。

さらに、大麻は間作作物として使用され、次に植える作物の収穫量を向上させたり、土壌の健康を回復させます。

大麻の根のおかげで、土壌から重金属を除去する能力があります。

次に、 大麻の栽培において、水、殺虫剤、除草剤は、ほとんどの繊維作物よりも少なくて済みます。

基本的には有機栽培で行われることが多く、きれいな空気と土壌を確保するための具体的な解決策を提供します。

より環境に優しく持続可能な社会において、重要な役割を果たすことができることは明らかです。

『欧州産業用大麻協会(EIHA))』の会場

ポーランド初のヘンプ農場コンビナット・コノプニのCEO、マチェイ・コワルスキ氏のプレゼンの一部を抜粋します。

同農場は、ポーランドで活動開始し、繊維用の大麻を栽培するために40〜100ヘクタールの土地を所有しています。

そこでは、高さ3〜3.5mで、開花が遅い、珍しい大麻品種を育てています。

目的は、開花前に収穫すること。

というのも、バッズ部分に雨が降ると、茎が大量の雨に耐えなければならず、スペースが奪われ、その排水が廃水となり、地面に残る水質検査に悪影響を及ぼしてしまうからです。

開花前に収穫することは、繊維の引張強度が少し劣るという欠点があります。

しかし、開花前の収穫は、収穫がはるかに速く簡単です。

『欧州産業用大麻協会(EIHA))』の会場

農業クラスターの話もありました。

農業クラスターとは、その土地の優位性を最大限に生かし、様々なコストを下げ、質を高め、人材を育成し、地域に適した環境をつくり上げる効果です。

大麻農家からは、収穫が難しいという話をよく聞きますが、その固定観念を払拭するために、同農場は、これまでで最も簡単に収穫できる方法を開発しました。

彼らの収穫技術、収穫機は一回で約1,500€のコストがかかりますが、高価な機械を購入しません。

その代わり、野菜産業、リサイクル産業、プラスチック産業の機械を再利用して、農家用のトラクターをカスタマイズして収穫しています。

たとえば、リネンスライス加工ラインで不織麻布の紡績をしています。

50年代から60年代頃の東ドイツの機械、中国の機械を組み合わせただけで、多額の資本や完璧な最新式の最適化された機械は必要とせず加工ができます。

必要なのは、多くの好奇心とエネルギーと時間だけなのです。

彼らは多額の費用をかけずに、栽培、収穫、精製、糸に紡ぐまでのすべてを一か所で行う単一施設での垂直統合のプロセスに可能性を見出しています。

『欧州産業用大麻協会(EIHA))』の会場

続いて、CRETESアレックス・テオドレスク氏のプレゼンテーションです。

機械メーカーの観点から、繊維加工に関する洞察や意見の共有です。

<参考文献>
▶️ CRETES公式サイト

CRETESは、繊維生産用の機械を製造するベルギーの会社です。

1908 年に設立され、100 年以上にわたる歴史と技術があります。

同社は、フレックス業界向けの最初の機械メーカーの1つであり、現在では、大麻産業や一般的な繊維および繊維向けの染色、漂白、およびソリューションを専門としています。

今年は独自の技術センターを開設しました。

ここでの機械の目的は、既存の工場で大麻を収穫する機械をつくることでした。

具体的には、長繊維の大麻を特別な方法でつくることで、用途として非常に汎用性が高く、さまざまな最終製品を生産できます。

特に、不織布、建設資材、そして複合材への関心が高まっています。

長繊維は、既存の従来型繊維の持続可能な代替品として大きな能性を秘めています。

この長繊維の伸張プロセスで使用される大麻には、特定の栽培および収穫方法が必要です。

そして次に注目されている点は、このプロセスの自動化です。

現在、市場は、産業処理業者に向けられ、非常に大きなポテンシャルを備えています。

だからこそ “自動化” なのです。

また、大麻産業への参入で重要な側面は、トレーサビリティの向上です。

この自動賃金システムやラベル付けシステムは、このプロセスで大きな役割を果たしています。

『欧州産業用大麻協会(EIHA))』の会場

次のプレゼンは、昨年設立されたFibamax(ファイバーマックスリミテッド) のCEO、マイケル・ビーダー氏です。

Fibamaxの植物精製所では、大麻を含む、リグノセルロース材料の処理に革命をもたらしています。

近い将来、EUは、10万ヘクタールの栽培面積に到達することは間違いありません。

このような大規模な大麻産業が成立すれば、政治家が注目するのは1億€を超える税収や、1万人規模の新たな雇用創出でしょう。

目標は、EUで、約25万ヘクタールの農場面積を確保し、300万トンのバイオマスを収穫、そして30以上の処理施設を整備することです。

この規模の産業を構築するためには、研究を行い、基準を設定し、現在対応できていない市場にサービスを提供する能力が求められれ、本格的な資本投資が必要です。

スタートアップに資金を提供することはできますが、新しい産業を立ち上げるには程遠く、今、必要なのはステップチェンジです。

同社は、全員がロビー活動を行い、同時に政府や各国の地方自治体が懸命に努力してサポートする必要があります。

つまり、同業者すべての人々が敵ではなく、味方であることを理解し、EU内でグローバルなアプローチを採用して、収益性、持続可能性、安全性を保証するべきです。

ボリュームの次は、スピードとクオリティ、つまり繊維にするまでの加工時間と使用水の節約です。

クリーニングシステムと熱エネルギーの伝導、温度、pH、天候の可能性などのプロセスパラメーターを制御することで、プロセスの所要時間が短縮され、繊維の加工量が増加します。

また、保水システムの向上によって、土壌汚染を完全に防ぎ、畑を有機肥料として活用し、100%再利用できます。

このプロジェクトは、第二世代バイオエタノールの生産にもつながると信じています。

繊維産業における大麻繊維 ~期待されるもの~

『欧州産業用大麻協会(EIHA))』の会場

次に紹介するのは、現在EU最大の産業用大麻生産国であり、ファッション文化が成熟しているフランスの大麻繊維に関するディスカッションです。

今回は、5人のフランス語圏の登壇者の議論の一部を抜粋します。

『欧州産業用大麻協会(EIHA))』の会場

ジュリー・パリス氏は、European Flax-Linen & Hemp のイノベーションとCSRの責任者です。

同社の仕事は、ブランドやイノベーションチーム、クリエイティブチーム、マーケティングチームと連携させることです。

ブランドと協力し、消費者の期待に最高のリネンで応えています。

バリューチェーンを通じて大事な点は、消費者が今買った製品や身につけている製品の原産地を知っていること。

そして、その製品がどのように生産され、環境への影響を与えているかを理解することです。

気候変動による消費者の期待と規制によって、すべてのブランドが確実に直面している課題であり、繊維産業は非常に大きなプレッシャーにさらされています。

ですのでこれは、企業やブランドの戦略的な方針に関係します。

『欧州産業用大麻協会(EIHA))』の会場

特にエコデザイン規制については、誰も無視できない問題であり、リサイクル製品やトレーサビリティに関することは、すべての人々の懸念事項です。

クレームに関する規制もあります。

同社は、それに立ち向かわなければなりません。

エンドユーザーは、購入自体にますます多くのお金を費やしています。

そして、その際に生じる質問に答え続けなければなりません。

同社が関わっている、フランス、ベルギー、オランダは、西ヨーロッパで栽培された最高品質の亜麻繊維をあらゆる用途に使用できる可能性を持っています。

具体的には、短繊維、長繊維、技術的な用途ファッション、ライフスタイルなどです。

そのためにはもっと長繊維の収穫の機械化についても研究する必要があります。

現在、同社は大麻の可能性にさらに注視しています。

世界の繊維市場では、亜麻とリネンに比べて、大麻の使用は全体の0.5%未満ですが、まさにこれから発展していく分野です。

『欧州産業用大麻協会(EIHA))』の会場

HEMPitのジャン・エリック・ポントゥ氏の発表に移ります。

<参考文献>
▶️ HEMPit公式サイト

HEMPitは、1964年に設立された会社です。

フランスで唯一、国際基準に基づいて認定された産業用作物を生産しています。

主な数字をいくつか挙げてみましょう。

従業員は30~40人で、100~300個の発芽器を生産・販売しています。

今シーズンの収益は、600万€を超えます。

同社が現在、注目している事業は、2年前に取得したラボ認定事業です。

テスト移行評価を行い、レートを測定する能力を持っています。

また、育種のための研究開発のためのDNAビジネスユニットを取得しており、新しい品種を開発することが可能です。

このユニットの目的は、産業のニーズに合った品種を取得することです。

フランスでは、2020年、種を生産するための保護地域が19か所に定められたことも、重要なポイントです。

<参考文献>
▶️ Hangar HEMP-it

『欧州産業用大麻協会(EIHA))』の会場

繊維サプライヤーの先駆者として、『The Flax Company(フラックス カンパニー)のデニ・ドゥルオント氏からも発表がありました。

<参考文献>
▶️ The Flax Company公式サイト

同社は、トレーダー貿易業者としてだけではなく、会社名が示すように、フラックス(亜麻) の専門会社です。

同時に大麻繊維も取り扱っています。

2018年から、繊維部門と生地部門、ホームテキスタイルと、3つの部門を展開しています。

メインは純粋なリネン(フラックスという亜麻科の植物からつくられる天然の植物繊維)を扱っており、繊維の販売と流通を保証するために、生産者と一緒にマーケティングポリシー、マーケティング戦略、流通戦略を構築しています。

35カ国以上に進出しており、繊維だけでなく、不織布や断熱材業界にも進出しています。

ファブリック部門を通じて、さまざまな分野のブランドと協力して、多様な市場を理解しているるので、今後1~3年、何が起こるかをより深く見通しています。

同社が他社と少し違うのは、単に繊維を販売するだけでなく、繊維に付加価値を与えるブランドを構築している点です。

繊維にはいくつかの認証があり、ブランド、つまり衣類を流通させているブランドに保証を与えています。

そして最終的には、農家により多くの収入と安定した収入をもたらすことになります。

同社は、幸せな農家、お金を稼いでいる農家は、翌年も持続可能な方法で成長し続ける農家だと信じています。

ちなみに、現在、世界のリネン生産高はEUが90%以上を占め、その中でもフランスが約80%です。

同社は、現在の大麻繊維のトレンドを予測していました。

なぜなら、2018年に、例えば、オーガニック亜麻と健康協会とのコラボレーションを始めていたからです。

彼らは実際に、亜麻を生産する農場で大麻を生産していました。

そこで大切なのは、繊維専用の種子があるかどうかを理解することです。

そのため、同社は繊維専用の晩生品種のムカMUCA76、繊維専用の早生品種ナショナルエイジ15などの新しい品種を開発しました。

『欧州産業用大麻協会(EIHA))』の会場

次に、同社はは、ジーンズで有名なLEVISと協力し始めました。

ちなみに、ジーンズの素材“デニム”は “de Nimes”という、南仏のニーム地方からの発祥したもので、当時は大麻からつくられていました。

さて、LEVISとの共同プロジェクトで、健康的で持続可能な繊維である、と言う彼らのコンセプトを証明する必要がありました。

そこで、サンフランシスコのLEVISチームと一緒に、持続可能性の証明書を作成しました。

この証明書「C2C Certified Material Health Certificate™ Version 4.0 Platinum for Marmara Hemp」についての詳細は、WEBサイトMarmara Hempで確認できます。

<参考文献>
▶️ Marmara Hemp

そして次に、綿と麻の繊維で最初の「ライフサイクルアセスメント(LCA)」を実施しました。

これは、Sustainable Apparel Coalition (SAC)のHIGインデックスによって承認されています。

<参考文献>
▶️ HIGインデックス

C2C認証(Cradle to Cradle Certified製品規格)は、持続可能な製品認証プログラムです。

繊維に有害な化学物質の痕跡がないことを証明するもので、272種類の化学物質についてテストが行われています。

つまり、これはブランドに多くの保証を与えています。

ちなみに、オーガニックと非オーガニックヘンプの違いは、オーガニック認証を受けた土地で栽培されているかどうかです。

予想できることは、2030年までに、現在、生産されているデニムのほとんどは、米国やEUへの流入が難しくなります。

環境への影響のため、ブランドはデニムの生産方法を確実に変えなければなりません。

同社はさらに、生産方法だけではなく、使用する繊維も変えています。

端的に言うと、繊維の最低30%をオーガニックで使用する必要があります。

いわゆる“優先繊維”、または“最高の繊維”を使用すること。

これが今日、社会がブランドに期待、求めていることなのです。

『欧州産業用大麻協会(EIHA))』の会場

次はフランスの大規模麻農場の一つ、La Chanvrièreのマーケティング担当、ローリー・ブランシュコット氏からお話を聞きます。

<参考文献>
▶️ La Chanvrière公式サイト

同組合は、50年以上前から大麻の加工のみに専念している農家、協同組合、評価機関です。

特定の市場に特化せず、植物のすべての部分を製品化しています。

伝統的なフランスの方法で、同組合は700人以上の農家によって所有されており、株主もすべて農家です。

今年の農場面積は、工場周辺の13,000ヘクタール以上に到達しました。

フランス北東部に拠点を置いており、すべての農家は工場の周囲100km以内で栽培しています。

1973年の設立当初は、90人の農家でしたが、50年間の知識が、次世代に受け継がれ、ローリー氏は3世代目になります。

同社は、繊維開発の最終メーカーとして、当初から製紙、断熱材、プラスチック、自動車、そして繊維の5つの市場をカバーしています。

これは事業の35%を占めています。

『欧州産業用大麻協会(EIHA))』の会場

今日、同社にとって重要なことは、利用可能なすべてのタイプの紡績に取り組むことです。

たとえば様々な長さの糸や、他の天然繊維と混合させることなどです。

大麻繊糸100%の生産を可能にすることも目標としました。

製品は一貫性を保ち、提案できる量と種類が多いことも重要です。

現場での競争は簡単なものではありませんので、さまざまな市場に参入することも必要です。

大手ブランドに対応しているため、十分な量の関連資材と生産量を確保しています。

すべてフランス、むしろ工場の近くで生産されていているため、大規模なローカル生産が実現しています。

これが、同組合が最初から協同組合として設立した理由でもあります

『欧州産業用大麻協会(EIHA))』の会場

EIHAのディスカッションでは、登壇者への質問が尽きることがなく、参加者たちの勉強会への情熱が感じられました。

以上で、1日目の会議のレポートを終わります。

ここでは今回取り上げませんが、両日会議の間や後には各場所で交流が行われます。

会議とは違い、とても和やかで素晴らしく、全員が大麻でつながっていることを実感できます。

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