(当記事は、アメリカでの法律、研究に基づいて作成されています)
過去数十年にわたり、大麻(麻)合法化に反対する世代は「自分たちの時代の大麻は、昔の大麻に比べて比べものにならないくらい強力で、危険性が高いと主張してきました。
このようなセンセーショナルな主張は、大麻の犯罪化を助長し、大麻を所持・使用する人々に汚名を着せ、犯罪を誘発してきました。
確かに、過去数十年の間に大麻の平均的な効力は上がっているのですが、反対派が主張するほどではありません。
基本的には、大麻は昔から変わらない植物です。
強さが増していると言っても、ビールとワイン、紅茶とエスプレッソの違いのようなものなのです。
より高濃度の大麻商品が登場したのは、今に始まったことではありません。
ハシシ(ハシッシュ)のような高濃度の商品は、以前から出回っていました。
一般的には、消費者はより効き目の強い商品を出会うと、使う量は少なくなります。
このような自己規制のプロセスは「自己滴定」(滴定=用量の調整)と呼ばれます。
また、一般的に言われているのとは異なり、実際には高濃度のTHC(テトラヒドロカンナビノール)商品ばかりが合法市場を席巻しているわけではありません。
多くの消費者は濃縮液よりも、中濃度のバッズ(花)商品を好む傾向にあります。
高濃度商品の摂取による副作用の報告は、あまりありません。
濃縮大麻が他の伝統的な大麻に比べて強化・依存を誘発することは報告されていません。
高濃度の濃縮大麻を摂取しても、低濃度のバッズと比べて、認知機能への悪影響が酷くなることはありません。
これまでの研究では、一般人口における大麻使用量の増加と、精神病や統合失調症などの精神疾患の増加との間に、独立した因果関係を確認することはできませんでした。
医学雑誌『ランセット(Lancet)』などでは、そのような関連性を主張する記事が掲載されたこともあります。
しかし、違法市場で入手した効能不明の大麻商品のユーザーによる、自己申告に基づいており、内容は疑わしいものです。
最も重要なことは「THCは量や濃度にかかわらず、人間に致死的な過剰摂取を引き起こすことはない」ということです。
FDA(米国食品医薬品局)は、1985年から合成THCのみで構成された処方薬「ドロナビノール」を規制してきました。
しかし1999年、FDAはドロナビノールは健康と安全へのリスクが少ないと判断し、規制を緩和したのです。
THC含有率が一定以上の大麻商品の販売を禁止しても、大麻商品の需要がなくなるわけではありません。
大麻商品の生産や流通が規制されていない市場に独占的に移行するだけです。
この政策変更は、公衆の健康や安全を促進するものではないでしょう。
『ノーマル(NORML)』編集部の投稿
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