CBDオイルに、消費期限はある?

(当記事は、アメリカでの法律、研究に基づいて作成されています)

高品質のCBD(カンナビジオール)オイルは高価なので、できるだけ長持ちさせたいと思うもの。

1日数滴しか使わないのであれば、ボトルをすべて使い切るのに何ヶ月、あるいは1年もつかもしれません。

このような場合「CBDオイルには消費期限があるのだろうか?」という疑問が湧いてくるでしょう。

この記事では、CBDオイルを長持ちさせる方法など、CBDの長期保存に関するよくある質問にお答えします。

CBDオイルはどれくらい長持ちするの?

一般論としては、CBDオイルの消費期限は、保存方法にもよりますが14ヶ月から2年と言われています。

直射日光や高温は、消費期限内であってもCBDオイルが劣化してしまう原因となります。

高品質の商品、特にフルスペクトラムのCBDオイルのように加工を最小限に抑えた商品は、長持ちする傾向があります。

純粋なCBDオイルは、フレーバーが添加されたオイルよりも長持ちすることがあります。

なぜなら、フレーバーオイルに添加された成分にはそれ自体の保存期間があり、CBDよりも添加物の保存期間のほうが短い可能性があるからです。

CBDオイルの容器

▲一般論としては、CBDオイルの消費期限は、保存方法にもよりますが14ヶ月から2年と言われています(写真:ジーナ・コールマン/ウィードマップス)

また、商品がどのような抽出方法でつくられているかを知っておくのもよいでしょう。

多くの大麻専門家は、ヘンプ(産業用大麻)や大麻(麻)の化合物が安定状態で抽出されるCO2法が、長期間、効果を保てるプレミアムオイルの製造に最適であると考えています。

他の方法では化合物が不安定になり、保存期間の短い低品質のCBDオイルになる可能性があります。

価格が高い安いに関わらず、CBD商品のラベルには消費期限が明記されていなければなりません。

米国食品医薬品局(FDA)は、消費者保護のために消費期限の表示を義務付けているため、CBD商品に限らず、コンプライアンスに違反した商品には手を出さないようにしましょう。

CBDオイルは劣化するの?

CBDオイルは、不適切に保管されたり、2年以上保存されたりすると劣化して効能を失うことがあります。

劣化したCBDオイルはカンナビノイドが分解されてしまい、ベストな状態で体内で機能しません。

そのため、古いボトルでは、痛みの緩和などCBDオイルの潜在的な治療効果が得られない可能性があります。

CBDオイルが劣化したかどうかを見分ける方法はあるの?

CBDオイルは劣化すると、香りやフレーバーに違和感が生じ、土のような香りから強烈な悪臭に変化することがあります。

また、オイルの視覚的な変化でも見分けられ、時間の経過とともに、にごってくることがあります。

同様に、CBDオイルの質感も変化し、オイルが以前より濃厚に見えたり、なめらかな粘性がなくなったりすることがあります。

色の変化は、CBDオイルが新鮮でなくなったことを示します。

古いCBDオイルを使用すると体調を崩したりする?

CBDオイルは牛乳などのように腐ったりしないので、消費期限を過ぎたものを少量摂取する分には体調を崩すことはまずありません。

特にマイクロドージングをしている場合はその傾向が見られます。

そうはいっても念のため、不適切な方法で保管されていたり、2年以上棚に置かれていたボトルは捨ててください。

CBDオイルの最適な保存方法は?

CBDオイルの保存には涼しく暗い場所が適しているため、多くの優れた商品は緑色などに着色されたガラスボトルに入っています。

濃い緑色のボトルは遮光性があり、消費期限の短縮を防ぐことができます。

CBDオイルを冷蔵する必要はありません。

実際のところ、最も保存に適した温度は室温(16~21℃、華氏60~70F°)であると言えます。

CBDオイルの容器

▲着色されたボトルは遮光性があり、消費期限の短縮を防ぐことができます(写真:ジーナ・コールマン/ウィードマップス)

CBDオイルを長持ちさせる方法は?

ここでは、CBDオイルを消費期限の上限(24ヶ月)まで新鮮に保つためのポイントをご紹介します。

  • 使用時だけボトルを開け、使用後はフタをしっかり閉めてください。酸化はCBDの敵であり、消費期限を短くします。
  • CBDソフトジェルやカプセルは元のボトルに入れて保管し、容器は常に気密性を保つようにしてください。
  • ボトルは横に倒さず、立てて保管してください。
  • CBDオイルやティンクチャーを保管する場所は、家の中で一番涼しく暗い場所にしてください。引き出し・キャビネット・食在庫・地下室などはCBDの保管場所として理想的です。
  • 湿気が多いとカビが発生しやすくなるため、加湿器を使用している部屋ではCBDを保管しないでください。
  • CBDオイルは窓の近くに保管しないでください。直射日光が当たると、CBD商品の劣化が早まります。
  • CBDオイルは放熱器やオーブンなど、家の中の暖かい場所に置かないでください。同様に、CBDオイルを財布やポケットに入れて長期間保管しないでください。温かい場所はバクテリアの温床になります。
  • スプーンやスポイトを使ってCBDを摂取する場合は、その器具が清潔であることを確認してください。スプーンを「二度漬け」しないでください。有害なバクテリアが混入し、オイルが汚染される可能性があります。

ウィードマップスの医療アドバイザーで、カリフォルニア州ローンデールにあるCannaセンターのディレクター、ボニー・ゴールドスタイン博士は、CBDオイルの効能を維持する方法について「ほとんどの商品の保存期限は約1年ですが、その保存状態が重要です。熱や光への露出を最小限に抑えることでCBDオイルの消費期限を延ばすことができます」と説明しています。

<参考文献>
ウィードマップス(weedmaps)』レスリー・ニックスによるレビュー(2020年8月13日)
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