(当記事は、アメリカでの法律、研究に基づいて作成されています)
CBD(カンナビジオール)は、抗炎症作用・抗不安作用・鎮痛作用・発作抑制作用などの効果があるとされ、近年注目を集めています。
CBD商品は、世界中の健康食品売り場に並んでいます。
身近にある『ウォルグリーン(Walgreens)』や『CVS』などの薬局チェーンでも、CBDオイル・ティンクチャー・食べるタイプ・エリクサー(味と香付けしたCBD オイル)など、さまざまな形で販売されています。
CBDは、大麻(麻)に含まれる酩酊効果のないカンナビノイドで、THC(テトラヒドロカンナビノール)のような高揚感をともなわずにリラックス効果があると言われています。
CBDは、嗜好用大麻が合法でない州でも販売されていますが、CBDが薬物検査に引っかかるのではないか?と心配する人もいるでしょう。
ヘンプ(産業用大麻)由来のCBD商品であっても、THCの含有量が0.3%以下ならば合法なので、その心配はもっともです。
また、THC優位の商品の購入が認められている州でも、従業員に大麻の使用の薬物検査をさせる雇用主もいます。
このため、CBDの中にわずかでもTHCが含まれてないか?そして薬物検査に現れないか?と思案する方もいるかもしれません。
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THCが含まれないCBDを摂取する方法
薬物検査は気になるけれど、健康効果のためにCBDを摂取したいという方は、以下の手順でCBD商品をお選びください。
▲CBDは、大麻に含まれる酩酊効果のないカンナビノイドです(写真:ジーナ・コールマン/ウィードマップス)
塗るタイプ
軟膏・ローション・バームなどの局所的なCBD商品は、血液に吸収されないので薬物検査に引っかかりません。
連邦法で認められている0.3%のTHCが含まれていたとしても、薬物検査に関しては、塗るタイプなら安全です。
経口摂取
CBDオイル・ティンクチャ―・グミなどの場合は、CBDアイソレートやクリスタル(結晶)の商品を選ぶとよいでしょう。
これらは純度99%のCBDを使用しており、THCなどの混入の心配はありません。
吸引摂取
ベイプ吸引やダビング用のCBDの選び方も、経口摂取品と同様です(喫煙や花(バッズ)の吸引は、バッズに含まれるTHCを少なくとも0.3%摂取することになります)。
フルスペクトラムまたはブロードスペクトラムには、アントラージュ効果による健康上の利点がありますが、純度の高いアイソレートCBDは、その効果が得られないと証明されています。
とは言え、規制の厳しい州では、CBDアイソレートなどの純度の高い商品以外に、購入の選択肢がありません。
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CBD商品のラベルの読み方
いずれにせよ、信頼できるメーカー(販売店)の商品を購入し、ラベルをよく確認してください。
『FDA(米国食品医薬品局)』は、CBD商品のガイドラインを定めていないため、購入者は注意が必要です。
特定の疾患を「治す」「治療する」といった誇張表示をしている商品は避けましょう。
評判の良いCBDメーカーは、通常、商品ラベルに以下の情報を記載しています。
- 1回当たりのCBDの有効成分量
- その他成分を含む成分表示
- 正味重量
- 製造者または販売者名
- 推奨される使用方法
- フルスペクトラム・ブロードスペクトラム、またはアイソレート
- バッチまたは日付コード
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薬物検査で検出されるもの
CBDが薬物検査で検出されることはまずありません。
通常、勤務先の薬物検査では、THCやTHCの代謝物の存在が確認されます。
ほとんどの雇用主は『SAMHSA(薬物乱用・精神衛生管理庁)』が定めたガイドラインを遵守しており、THCの検出も含まれていますが、CBDは含まれていません。
THCが、どのくらいの量と期間にわたり存在するか?は、検査対象によって異なります。
血液検査
THCは、吸引するとすぐに血中で検出され、使用頻度や投与量によっては、数時間は血漿中で検出されます。
2004年に『Therapeutic Drug Monitoring』誌に掲載されたレビューによると、THCの血漿中濃度は、吸引後わずか3〜8分でピークに達し、その後急激に減少し、約30分で半減期を迎えるようです。
この研究では、THCが血液中で検出される時間は約5時間ですが、THCの代謝物であるTHC-COOHの検出時間は最大で25日であるとしています。
尿検査
尿検査は、大麻の薬物検査の基準として推奨されています。
ほとんどの尿検査では、THC-COOHのカットオフ濃度に特定の感度を利用しています。
最も一般的なカットオフ濃度は薬物乱用・精神衛生管理庁が示す50ng/mlです。
2005年に『National Drug Court Institut』誌が発表したレビューでは、THCの検出時間が30日を超えることはめったにないとしています。
2017年5月に『Mayo Clinic Proceedings』誌に掲載されたレビューによると、時々摂取する人からは最大3日間、適度な人では5~7日間、毎日摂取する人では10~15日間、1日に何度も摂取する人からは30日以上、尿中に大麻が検出される可能性があります。
▶︎ ドラッグコート実践者向けFACT SHEET(National Drug Court Institute:英文)
▶︎ 尿中薬物検査の臨床的解釈(Mayo Clinic Proceedings:英文)
唾液検査
THCとその代謝物は、頻度に関係なく、摂取者の唾液からも検出されます。
2014年に『Drug Testing and Analysis』誌に掲載された研究では、唾液中のカンナビノイドから、時々摂取する人の唾液では1~3日間、1日に何度も摂取する人では最大29日間検出されることが明らかになりました。
毛髪検査
毛包を用いた薬物検査では、大麻を正確に検出できないという証拠が出てきています。
『Scientific Reports』誌に掲載された研究によると、THCやTHC代謝物は、手や汗、吐いた煙などとの接触で他人の毛包に移る可能性があるとのことです。
たとえば、誰かがジョイントを吸って、非喫煙者の近くで息を吐だけで、THCが非喫煙者の頭髪や体毛に移ることがあるのです。
同研究では、被験者に毎日50ミリグラムのTHCA(テトラヒドロカンナビノール酸)を1カ月間投与したところ、毛髪検体からはTHCが検出されませんでしたが、THC-COOHは検出されました。
検出期間については、尿や血液検査に比べてはるかに長く、使用後90日までTHCの存在を検出することもあります。
▲CBD商品中の微量のTHCが蓄積されて、薬物検査に現れる可能性は、極めて低いです(写真:ジーナ・コールマン/ウィードマップス)
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CBDの薬物検査という検査は存在しない
CBDに特化した検査があるのか心配する人もいるかもしれません。
CBDは体内で代謝される化学物質なので、技術的には、検査の開発はできます。
しかし、一般的な薬物検査は、CBDやCBDオイルの使用を特定するためのものではありません。
CBDの薬物検査を受けるには、有料で検査会社に検査を開発してもらい、検査体制を変更しなければなりません。
CBDは酩酊効果のない化合物であり「ハイ」になることもなければ、仕事に支障をきたすこともないので、CBDの薬物検査は必要ないと言えるでしょう。
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結論
CBD商品を使うと薬物検査に引っかかるのではないかと心配な人は、塗るタイプやCBDアイソレートまたはクリスタル(結晶)の商品を探しましょう。
ただし信頼できるブランドを選び、ラベルは忘れずに目を通しましょう。
『ウィードマップス(weedmaps)』アディ・レイ博士によるレビュー(2021年7月28日)
※当サイトでご紹介する商品は、医薬品ではありません。また、病気の診断、治療、予防を目的としたものでもありません。
※記事はアメリカでの法律、
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