大麻(麻)ティンクチャーのつくり方

(当記事は、アメリカでの法律、研究に基づいて作成されています)

CBDバームからバターまで、大麻(麻)の世界には、キッチンでつくれるDIYレシピがたくさんあります。

この記事では、ティンクチャーの使い方やメリット、家庭でのティンクチャーのつくり方など、ティンクチャーのすべてを段階的に学ぶことができます。

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ティンクチャーとは?

大麻ティンクチャーは、大麻抽出液の一種で、通常はアルコールをベースにしています。

ティンクチャーは、煙を出さずに大麻を摂取することができ、家庭で簡単につくることができるため、大麻ユーザーの間で人気があります。


▲ 大麻ティンクチャーは、大麻抽出液の一種で、通常はアルコールをベースにしています(写真:ジーナ・コールマン/ウィードマップス)

大麻ティンクチャーはそのまま飲むこともできますが、通常は、数滴を舌の下にたらす「舌下摂取」と呼ばれる方法で摂取します。

また、ティンクチャーは多くのレシピに取り入れることができます。

アイスクリーム・グレービー(肉汁から作るソース)・スープ・サラダドレッシング・飲み物などに、大麻ティンクチャーを少し加えるだけで治療効果が期待できます。

大麻ティンクチャーは、嗜好用大麻のエディブル(食べるタイプ)の一種にも関わらず、ブラウニーやグミのような従来のエディブル商品よりも、はるかに早く効果が現れます。

実際、これらの大麻エディブルの効果が現れるのに通常1時間以上かかります。

一方、大麻ティンクチャーは、正しく飲めば、効果が数秒で現れ始めます。

これは、カンナビノイドが消化管を通って血流に到達するのではなく、舌の下にある舌下組織によって、血流に直接届くからです。

十分な効果を得るためには、ティンクチャーを舌の下で30秒間保持してから、舌下の粘膜に擦り込むのが理想的です。

舌下投与した大麻ティンクチャーの効果は早く始まりますが、焼き菓子タイプの大麻エディブルのような長時間の効果はありません。

しかし、ベイプ(蒸気吸引)や喫煙による摂取に比べて、効果の持続時間が長い傾向があります。


▲ 十分な効果を得るためには、ティンクチャーを舌の下で30秒間保持してから、舌下の粘膜に擦り込むのが理想的です(写真:ジーナ・コールマン/ウィードマップス)

ティンクチャーのもう一つの特徴は、服用が簡単なことです。

ジョイントを数回吸ったり、ブラウニーをかじったりするよりも、スポイトを使えば、ティンクチャーで摂取する大麻の量を正確に知ることができます。

これは、THC(テトラヒドロカンナビノール)の精神作用に慣れていない人や敏感な人にとって特に重要です。

大麻ユーザーの中には、エディブルでTHCを摂取しすぎて副作用が出る人もいます。

しかしティンクチャーの場合、舌の下に数滴たらすことで、過剰摂取による問題を回避することができます。

大麻による酩酊作用(ハイになること)が心配な場合は、ティンクチャーを30秒以上舌の下に置いた後、吐き出すことができます。

ティンクチャーに含まれるアルコールによって、口の中がわずかに熱を帯びることがありますので、ご注意ください。

この熱い感覚が不快な場合は、ティンクチャーを部分的に塗布すると、よりマイルドな効果が得られます。

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ティンクチャーをつくるのに必要なものは?

ティンクチャーをつくるのに、必要な道具や材料はとても少ないです。

ここでは、家庭用キッチンで作るために必要なものを紹介します。

  • ベーキングシート:1枚
  • ガラス瓶:1個
  • ティンクチャー用ガラスボトル(スポイト付き):1個
  • 漏斗(小):1個
  • ストレーナー(コーヒーフィルターなど):1個
  • 大麻:1/8オンス(推奨量)
  • 大麻を浸すのに十分な量の食品用高濃度アルコール(アルコール度数95%の穀物アルコールが望ましい)

ポイント: 高濃度アルコールが推奨されるのは、アルコール度数が高いほど、カンナビノイドが溶解しやすいためです。誤ってイソプロピルアルコールをティンクチャーに使用しないでください。エバークリアなどの食品用アルコールを使用してください。

材料がそろったら、以下の4つの簡単なステップに従って、ティンクチャーをつくってみましょう。

  1. 大麻を砕いて、華氏230℃(摂氏110℃)に熱したオーブンに30分間入れて脱炭酸処理します。
  2. 冷めたら、ガラス瓶に脱炭酸した大麻を入れ、大麻が浸る程度のアルコールを加えます。
  3. ガラス瓶を密封して、冷暗所で3週間保存します。瓶を1日1回振ってください。カンナビノイドがアルコールに完全に溶け込むように、大麻とアルコールの混合物を21日間放置する必要があります。ティンクチャーをすぐにつくりたい場合は、瓶を数分間激しく振ってから、次のステップに進みます。しかし、貴重なカンナビノイドがアルコールに溶け出さずに、大麻に残ってしまうかもしれませんし、ティンクチャーの効力も弱くなってしまいますので、ご注意ください。
  4. 21日後、大麻とアルコールの混合物を、コーヒーフィルターをセットした漏斗で濾過し、スポイトが入るくらいのスペースを残してティンクチャーのボトルに注ぎます。


▲ 大麻を砕いて、華氏230℃(摂氏110℃)に熱したオーブンに30分間入れて脱炭酸処理します(写真:ジーナ・コールマン/ウィードマップス)

上記の手順を踏めば、一般的なティンクチャーのボトルができあがります。

マスター・ウーの『グリーン・ドラゴン』のように、他のティンクチャーのレシピを試すこともできます。

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ティンクチャーで酔うことはありますか?

神経科学者で『ウィードマップス』の科学アドバイザーであるアディ・レイ博士によると、ティンクチャーで酔うことはありうるが、その可能性は低いとのことです。

「アルコールベースのティンクチャーの場合、大量に飲まなければなりませんし、もし、THCが含まれていれば、アルコールで酔い出すずっと前に、THCの『過剰摂取』を感じることになります。

一般的なショットグラスは40ml、つまり1オンス強です。

一般的なティンクチャーボトルは30mlで、1オンスよりやや少ない量です。

30mlのティンクチャーには、標準の1杯分相当のアルコールが含まれますが、カンナビノイドは少なくとも30回分の量が含まれていることになります」と、博士は述べます。

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アルコールを使わずにティンクチャーをつくることはできますか?

はい、アルコールを使わずにティンクチャーをつくることは可能です。

ただしそれは、厳密にはティンクチャーではなく、インフュージョン(浸出液)です。

カンナビノイドを液体に溶かすだけなので、食品用のオイルであれば、ほとんどのものが使えます。

中には、効能を付加したものもあります。

「ヘンプシードオイルは、栄養学的にも優れており、オメガ6系脂肪酸が多く含まれています」と、レイ博士は述べます。

オイルに浸出する際には、加熱することで浸出プロセスを早めることができます。

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市販のティンクチャーにMCTオイルが使われていることが多いのはなぜですか?

MCT(中鎖トリグリセリド)オイルが、多くの市販のティンクチャーで使われているのには、いくつかの理由があると、レイ博士は説明します。

「MCTオイルは安価です。また、MCTオイルは豊富に存在し、ほとんど味がなく、無色であり、発煙点(煙が発生する温度)が高いので、カンナビノイドの抽出のために、かなり高い温度で加熱しても、オイルを焦がしたり、味を変えたりすることがありません」。

ティンクチャーを買うときは、バドテンダー(バッテンダー)に高品質の商品を紹介してもらい、成分表を見てみるといいでしょう。

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結論

大麻ティンクチャーは、目立たずに大麻を摂取できる優れた商品です。

また、効果の現われる時間の早さと持続性の点で、喫煙とエディブル、両方の長所を兼ね備えています。

いくつかの基本的な材料と道具があれば、家庭でティンクチャーを作ることができます。

ただし、ティンクチャーの摂取を始めたり、他の大麻商品を試したりする前には、医師に相談することをおすすめします。

<参考文献>
ウィードマップス(weedmaps)』アディ・レイ博士によるレビュー(2021年6月15日)
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