「アイソレートって、何?」
「アイソレートとそうじゃない商品は、どんな違いがあるの?」
という方のためにお届けします。
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『アイソレート』を一言で言うと
大麻(麻)に含まれるCBD以外の成分をすべて取り除き、CBD単独成分のみを精製したCBDオイルを指します。
アイソレート自体は、英語で「分離」「隔離」を意味します。
結晶状の個体・粉末状の見た目から、CBDクリスタル(結晶)やCBDパウダーと呼ばれることもあります。
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『アイソレート』の概要
『アイソレート』は、CBDオイルを成分構成で分類した時の1タイプです。
まずはわかりやすく、全体像を比較表でまとめました。
(1点、注意点として『ブロードスペクトラム』は、海外でも明確ではなく、様々な解釈があり、CBD業界でも混乱している概念の1つです。ここでは、様々な解釈がある中で一般的でシンプルな説明をしますが、個人や各事業者によって、別の解釈があることを念頭に読み進めてください)。
成分構成 | 定義 | 相互作用(アントラージュ効果) |
フルスペクトラム | 大麻エキスの全成分 | ◎ |
ブロードスペクトラム | 大麻エキスの内、THC(テトラヒドロカンナビノール)を除いた成分 | ○ |
アイソレート | 大麻エキスの内、CBD単体を抽出 | × |
そもそも大麻には、最大の有用成分CBDの他に、THC(テトラヒドロカンナビノール)、CBC(カンナビクロメン)、CBG(カンナビゲロール)、CBN(カンナビノール)、CBV(カンナビバリン)といった100種類(諸説あります)以上ものカンナビノイド成分、さらにテルペンやフラボノイド、ビタミン、ミネラル、タンパク質、脂肪酸など様々な成分がブレンドされた多成分エキスが含まれています。
この多成分エキスから、CBDのみを更に抽出したものを『アイソレート 』と呼んでいます。
THC(日本では規制されている精神高揚成分)だけではなく、大麻の他の成分も除去された高純度の結晶です。
『アイソレート 』精製までステップは、下記の通りです。
- 原料である大麻から、すべての成分を抽出する
- 余分な脂肪、脂質、ワックスなどを取り除く脱ろう処理(winterization)
- 蒸留(『フルスペクトラム』『ブロードスペクトラム』商品の場合、蒸留が最終工程となる場合も)
- CBD成分のみを精製
精製された、CBDの結晶は、そのまま使用したり、オイルに溶かして使用するのが一般的です。
なお、抽出方法は、アルコール抽出、超臨界CO2抽出の2種類があります。
- アルコール抽出:大麻を溶剤(エタノール)に漬け込み、有効成分を抽出した後に乾燥させてアルコール分を飛ばす抽出方法です。比較的簡易的な方法のため、価格が抑えられますが、微量の溶剤が残ってしまうというリスクがあります
- 超臨界CO2(二酸化炭素)抽出:低温高圧の環境をつくり、二酸化炭素(CO2)を使用して行われます。高額な機械や高度な専門技術が求められるため、アルコール抽出に比べて商品の価格が高くなる傾向がありますが、二酸化炭素を使用した抽出方法には、不純物が混ざりにくいというメリットがあります。溶剤を使用しないため、環境にも優しい抽出方法です
より安全性の高い商品を求める場合は、超臨界CO2抽出を使用した商品を選ぶのが望ましいでしょう。
もちろん、アルコール抽出であっても、最終的に不純物が残っていなければ問題ありません。
ブランドや販売店が検査証や成分分析表(カンナビノイド・微生物・重金属・残留農薬)を発行していれば、確認することができます。
ブランドによっては、複数回の検査を行っているところもあり、信頼性の高さの判断材料にもなります。
THC(違法成分)の混入リスクが低い
成分がCBDのみで構成されており、一般的に98%〜99%と純度が高いです。
したがって、体内にTHCが入り、薬物検査で検出されるリスクが限りなく回避できます。
これまで日本の輸入商品に、微量ではありますがTHCが入っていた事例もあることを考えると、安心できる成分タイプと言えます。
▶︎ 大麻成分THCを含有する商品について(厚生労働省)
特に最近は、アスリートたちから強い支持を得ています。
WADA(世界アンチ・ドーピング機関)やJADA(日本アンチ・ドーピング機構)のドーピング規制対象であるTHCの検出リスクを回避した上で、リラックスや集中を高めるなどのCBDの効果を安心して享受できるからです。
また、海外では、少量のTHC含有を認めている地域がありますが、中にはTHCの酩酊作用に抵抗感のある層もいます。
THCの酩酊効果を避けたいユーザーからはアイソレートのCBDオイルは好んで使用されています。
使い勝手が良く、アレンジしやすい
『アイソレート 』は無色で無味無臭です。
大麻の他の成分も含む『フルスペクトラム』や『ブロードスペクトラム』は、植物本来の青臭さや苦味があることが多いのですが『アイソレート 』はその点、心配がありません。
味の変化が少ないので『フルスペクトラム』や『ブロードスペクトラム』では難しい風味の商品が多く開発されるようになりました。
コーヒーやお酒に入れてみたり、好みのスイーツ(クッキー、チョコレート)や化粧品(マッサージオイル、ローション)、バスボム、喫煙用ハーブに混ぜて自作するユーザーも増えています。
元の風味を損なわず、別のアロマをプラスしても香りがぶつかりません。
様々なアレンジを加えながら、CBDの効果を楽しむことができます。
ベイプ(Vape)のリキッドなど「コンディションによって、今日は濃いめを吸いたい」なんて方には、風味はそのままに成分を補う位置付けの商品として、ブレンドする方法も有名ですね。
CBDオイルの濃度は「CBD含有量÷CBDオイルの内容量」という計算式で求められます。
例)
- 総量10ml、CBD含有量500mgのCBDオイルの場合:5%=500mg÷10,000mg×100%
- 上記に500mgの『アイソレート』を加えた場合:10%=(500mg+500mg)÷10,000mg×100%
※1ml=1,000mgで計算
価格が安くて手頃
シンプルな抽出で『フルスペクトラム』や『ブロードスペクトラム』のCBD商品に比べると、CBDの重量あたりが低価格な傾向なのも大きな特徴。
日常的な摂取を希望する方に、経済的負担がおさえられる点、おすすめです。
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『アイソレート』CBDオイルの効果
『アイソレート 』のCBDオイルはCBD以外の成分が限りなく除去されているため、CBD単体での効果が得られます。
また、純粋なCBD量を正確に計量しやすく、摂取量のコントロールや記録が簡単です。
少量から始め、段々と量を増やしていき、自分にとっての理想的な摂取量を探していく中で『アイソレート 』の計量のしやすさは、CBD効果を得る上でも便利なのです。
事実『アイソレート 』CBDを効果的に使っている方からも「スッキリと起きれるようになった」「女性特有の悩みが減った」などの報告があります。
一方、CBD以外の成分を含む『ブロードスペクトラム』や『フルスペクトラム』のCBDオイルは、正確なCBD量を計量するのが難しいかもしれません。
ましてや、原料となる大麻は植物ですので、個体差や原産地だけでなく、収穫するタイミングによっても成分が異なります。
加えて「アントラージュ効果(各成分の相互作用)」や、体感の個人差の影響もあり『アイソレート 』に比べると、摂取量に対する体感がブレる可能性があります。
理想的な摂取量を探すのに難しさと経験がともなうのが実情です。
▶︎ 大麻成分含むてんかん薬、治験申請へ 聖マリアンナ医大(朝日新聞デジタル)
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『アイソレート』CBDオイルの課題
安価で法的にも安心な『アイソレート 』のCBDオイルにも、下記のような課題があります。
アントラージュ効果がない
CBDは、単体成分で摂取しても十分有用な成分です。
しかしチェコの大麻研究者、ルミール・ハヌス博士がイスラエルで行った臨床研究によれば、実は大麻に含まれた他の成分も含んだ多成分エキス『ブロードスペクトラム』『フルスペクトラム』で摂取した方が、相互作用による高い効果が出ることが明らかになっています。
以降も研究が重ねられ、1998年、イスラエルのメコーラム博士の論文でこの相互作用は「アントラージュ効果」と名付けられました。
CBD単体成分で精製された『アイソレート 』のCBDオイルは、いくら純度が高くても「アントラージュ効果」がないというわけです。
ビタミンやミネラルをサプリメント単体で摂取することと、新鮮な野菜を丸ごと摂取することの違いをイメージしていただければ分かりやすいかと思います。
使用量が増えると効果が減る
普通に考えると、CBD単体で摂取した方が効果が高いように思えます。
しかし、CBD単体成分で精製された『アイソレート 』には、ある一定量を越えたピーク段階で、効果が大幅に減少することが裏付けられました(反応推移のグラフの形状から「釣鐘効果」と呼ばれます)。
この現象は、CBD以外の他成分エキスを含んだ『ブロードスペクトラム』や『フルスペクトラム』のCBDオイルでは起こりにくいと言われています。
高濃度のCBDを日常的に摂取したいという方は、注意しておいたほうが良いでしょう。
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