【現地レポート】アメリカのCBDオイルショップ5選〜オークランド編

アリー
「アメリカは、CBDオイルショップの先進地」って言うけれど、実際どんな感じなの?
アリー
アメリカでCBDオイルは「大麻(麻)ディスペンサリー」と呼ばれるショップの一商品として売られているよ。今回は、カリフォルニア州オークランドの代表的なお店を5つ紹介しよう!
この記事は、

「アメリカのCBDオイルショップって、どんな感じ?」
「実際のCBDオイルショップを見てみたい!」

という方のためにお届けします。

日本全国のCBDオイルショップ(店舗)が探せる

エコカンナビス(ECO CANNABIS)

オークランドにある大麻ディスペンサリー『エコカンナビス(ECO Cannabis)』

初心者でも気軽に入店できる、モダンで清潔感あふれる大麻ショップ

エコカンナビス』は、2019年1月オープン。

カリフォルニア州オークランド市のダウンタウンにある『テレグラフ・アベニュー』にある医療大麻ディスペンサリーです。

「ライフスタイル」と「ウェルネス」をテーマにした大麻ショップで、CBD商品の取り扱いも豊富。

店内に入ると、フレンドリーなスタッフが商品の解説をするためのタブレットを手にして出迎えてくれます

オークランドにある大麻ディスペンサリー『エコカンナビス(ECO Cannabis)』の内観

高度なトレーニングを受け、医療大麻やCBDオイルの知識も豊富なので、お客さまひとりひとりの症状に合ったCBDオイル選びをサポートしてくれます

従来の大麻ショップの入りづらい雰囲気を覆すため、初心者でも気軽に入店できる、モダンな清潔感あふれる店内設計が特徴です。

オークランドにある大麻(麻)ショップ『エコカンナビス(ECO Cannabis)』の内観

エコカンナビス』は、オークランド市の「Social Equity Program (社会的公平性プログラム)」により営業許可を得た大麻ショップのひとつでもあります。

「社会的公平性プログラム」とは、アメリカの数十年にわたる薬物戦争で罰せられた被害者たちに、合法化された大麻業界で活躍する機会を与えるために作られたプログラム。

スタッフは全員オークランド市在住者で、その内50%は、過去、大麻に関連する犯罪で不公平に罰せられました。

彼ら・彼女たちに雇用チャンスを与え、コミュニティの再建にも貢献している大麻ショップです。

公式サイト

https://ecocannabis.net/

住所

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ハブアハート(Have a Heart)

オークランドにある大麻ディスペンサリー『ハブアハート(Have a Heart)』

『オークランド警察署』の真正面に構える、大麻合法化の象徴的ショップ

ハブアハート』は、2011年にワシントン州シアトル市に設立。

現在、ワシントン州・カリフォルニア州・オレゴン州・アイオワ州の4州をまたぎ、10店舗以上の営業ライセンスを取得した、急成長中の大麻ショップチェーンです。

オークランド市では、2019年9月、ダウンタウン中心部にオープンし、周辺では最大規模を誇ります。

『オークランド警察署』のすぐ向かい側に店を構えており、さすが大麻がオープンに受け入れられている地域という感じです。

店内は、カラフルなイルミネーションが特徴的なデザイン。

壁一面に埋め込まれたショーケースに豊富な種類の商品がディスプレイされています。

嗜好用大麻だけでなく、医療用大麻・CBD商品・ペット用CBD商品も取り扱っています

オークランドにある大麻(麻)ショップ『ハブアハート(Have a Heart)』の内観

店内には、取扱商品をすべて検索できるパネルが設置されており、商品を選びオーダーすると、支払いカウンターで受け取り支払できるシステムです。

オークランドにある大麻(麻)ショップ『ハブアハート(Have a Heart)』の内観

スタッフもとてもフレンドリーです。

取材時は「オープンした時からこの大麻ショップで働いている」というスタッフに店内を案内していただき、商品についても詳しく説明してくれました。

オークランド市を訪れた際にはぜひ立ち寄って欲しい大麻ショップです。

公式サイト

https://haveaheartcc.com/dispensaries/ca/oakland-downtown/

住所

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ハーバーサイド オークランド店(HARBORSIDE OAKLAND)

オークランドにある大麻ディスペンサリー『ハーバーサイドオークランド(Harborside Oakland)』

カリフォルニア州の『ベスト・ディスペンサリー 』賞の受賞実績もある老舗大麻ショップ

ハーバーサイド』は、大麻業界のベテランと大麻活動家のスティーブ・デアンジェロ氏らによって、2006年に設立されました。

CBDとTHC(テトラヒドロカンナビノール)の含有量や、農薬その他の不純物が含まれていないことを立証するため、すべての商品に厳格なテストを要求した、アメリカ初の医療大麻ショップでもあります。

豊富なCBDオイルを提供し「乳児重症ミオクロニーてんかん (SMEI)」とも呼ばれるドラベ症候群の治療も支援。

医療用大麻患者の安全には、人一倍のこだわりを持っているのです。

また、高齢者・退役軍人・重病の子どもを持つ家族のための大麻教育にも力を入れています

2017年には『サンフランシスコ・クロニクル紙』でカリフォルニア州の『ベスト・ディスペンサリー賞』を受賞しました。

数多くのボートが停泊する港のすぐ目の前というロケーションで、店内も明るく観光客でも入店しやすい。

安心して買い物できる雰囲気です。

オークランドにある大麻(麻)ショップ『ハーバーサイド オークランド店(HARBORSIDE OAKLAND)』の内観

取扱商品の種類は、オークランド市最大と言っても過言ではなく、CBD商品やクローン(大麻の苗)の取扱も充実しています。

オークランドにある大麻(麻)ショップ『ハーバーサイド オークランド店(HARBORSIDE OAKLAND)』の内観

オークランド市以外では、サンノゼ・サンリアンドロ・デザートホットスプリングスにも店舗を構え、カリフォルニア州モントレー郡には、47エーカー(東京ドーム約4個分)の自社農場を保有

登録顧客は25万人以上にものぼります。

公式サイト

https://shopharborside.com/oakland/

住所

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ブランツアンドムーア(blunts + moore)

オークランドにある大麻ディスペンサリー『ブランツアンドムーア(Blunts and Moore)』

「Social Equity Program(社会的公平性プログラム)」に基づいた、アメリカ初の大麻ショップ

ブランツアンドムーア』は、2018年にオープン。

アメリカの数十年に及ぶ薬物戦争によって、不公平に扱われ被害を受けた人々に、新たに合法化された大麻業界の中で活躍する機会を提供するために設計された「社会的公平性プログラム」に基づいた、アメリカ初の大麻ショップです。

「この社会的公平性プログラム」では、オークランド市内の大麻関連の新規事業の50%は、下記いずれかに該当する者が経営しなければならないと定められています。

  • 大麻関連の犯罪で有罪判決を受けている
  • 過去20年間のうち10年間、大麻関連の逮捕者数が不均衡に多い20ほどの指定地区のいずれかに在住している

事実『ブランツアンドムーア』の経営者のひとりは、16歳の時からオークランド市内で違法に大麻を販売し、2013年に5年間の保護観察処分を受けました。

その後「社会的公平性プログラム」を通じて、この大麻ショップの営業許可取得に至ったというわけです。

何世紀にも及ぶアメリカの薬物戦争、大麻合法化の歴史において、重要な役割を果たしている大麻ショップのひとつでしょう。

日本の法律に基づいた記事はこちら▶︎ 【弁護士監修】日本のCBDオイル。違法?合法?

メジャーリーグの試合が行われる『オークランド・コロシアム』とNBAの試合が開催される『オラクルアリーナ』の向かい側にある、洗練された広々とした倉庫スペースに位置しています。

オークランドにある大麻(麻)ショップ『ブランツアンドムーア(blunts + moore)』の内観

オークランドにある大麻(麻)ショップ『ブランツアンドムーア(blunts + moore)』の内観

住所

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ファイトロジー(Phytologie)

オークランドにある大麻ディスペンサリー『フィトロジー(Phytologie)』

患者・教会や活動家グループと連携した、地域密着型のコミュニティサービスも展開

ファイトロジー』は、2012年にオークランド市にオープン。

医療大麻を取り扱うウェルネスと、質の高い顧客サービスにフォーカスした大麻ショップです。

創業者は大麻活動家の女性で、LGBTQフレンドリーなショップでもあります。

医療大麻に関する教育セミナーや音楽イベントを開催するなど、患者や地域の教会、活動家グループと密接に協力し、コミュニティサービスの提供とサポートも行なっています。

もちろん医療大麻だけでなく、CBD商品の取り扱いも充実しており、スタッフもとてもフレンドリーで知識豊富。

ひとりひとりの症状に合わせた商品選びをサポートしてくれます。

(店内での携帯電話の使用は禁止され、写真を撮ることができなかったのは残念ですが)店内は植物を基調としたデザインで、入り口を入ると壁一面に受けられた観葉植物が出迎えてくれるのが印象的です。

オークランドにある大麻(麻)ショップ『フィトロジー(Phytologie) 』のロゴ

公式サイト

https://phytologieoakland.com/home/

住所

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アリー
かなり雰囲気が分かったよ。アンダーグラウンドなイメージが一切なくて驚いた!
今回、ご紹介した大麻ショップは、現地在住の日本人で、大麻ツアーコーディネートサービス『SPICE GREEN』を運営しているkiyomiさん厳選の上、レポートいただきました。

※『SPICE GREEN』の医療大麻ディスペンサリー・ファーム工場取材見学ツアーの同行やコーディネートをご希望の方は、こちら

アメリカ合法州の大麻ショップは、コロナウイルスによるロックダウン中も「エッセンシャル(生活必需品)」とみなされて営業許可を受けていたほど、人々の生活に根付いています。

日本では、大麻由来という理由でCBDオイルに不安を持つ方はまだまだ多いですが、ぜひこの記事を通じて、少しでもイメージが変われば幸いです。

アリー
なんだかCBDオイル自体に対する見方も、良い意味で変わったよ
福郎
カルチャーとして根付いている感じだよね
<参考文献>
筆者現地視察
※本記事は、大麻についての正しい知識・情報を発信することを目的とし、大麻の所持、栽培、譲渡等を推奨するものではありません。大麻の所持、栽培、譲渡等は、国内・国外の法律その他に違反することがありますので、適法性については専門家にご相談ください

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