【丸ごと解説】ティンクチャーとは?

(当記事は、アメリカでの法律、研究に基づいて作成されています)

ティンクチャーとは、薬効成分をアルコールや水に溶かしたものです。

ゴールデンドラゴン・ティンクチャーやグリーンドラゴン・ティンクチャーという名前でも知られており、様々な種類のカンナビノイドが含まれています。

ティンクチャーは小さなガラス瓶に入っており、キャップにはドロッパーが装着。

経口摂取・舌下投与・食品や飲料に混ぜて服用するのに便利です。

ティンクチャーは、煙や蒸気を吸わずに大麻(麻)を摂取する方法として人気があります。

大麻(麻)由来の健康オイル、CBDオイル

▲写真:ジーナ・コールマン/ウィードマップス

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ティンクチャーの詳細

ティンクチャーは、煙の出ないシンプルな方法で服用できます。

つくったり、保存したり、持ち運んだり、使ったりするのが簡単なので、とても人気があります。

つくる場合は、好みに合わせて調整することができます。

ティンクチャーは、大麻以外にも、ハーブを使ってつくることができます。

タンポポは、ハーブ・ティンクチャーの原料として、人気のあるハーブのひとつです。

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ティンクチャーの使い方

ティンクチャー・ドロップは、舌下から服用することが多いです。

また、スムージーやサラダドレッシング、スープなどの食べ物や飲み物に混ぜて使用することもできます。

ティンクチャーは、クッキーやブラウニーのようなエディブル商品とは異なり、カロリーがほとんどないことから、好んで使用する人もいます。

CBDオイルを飲んでいるシーン

▲写真:ジーナ・コールマン/ウィードマップス

ティンクチャーの舌下投与は、最も簡単な摂取方法です。

成分が、舌下の血管を通って直接吸収されるため、より早く効果を実感することができます。

適正な用量を決めるのは比較的簡単ですが、試行錯誤とじゃっかんの我慢が必要です。

ほとんどのティンクチャーには、ml単位のスポイトが付いています。

適正な摂取量は人それぞれなので、まずは1mlから始めるのがよいでしょう。

ティンクチャーを舌の下に置き、舌や指を使って、口内を30秒間マッサージするように擦りこんでから飲み込みます。

大麻ティンクチャーは即効性があるので、目的の効果をすぐに発揮することができます。

ティンクチャーを食べ物や飲み物に混ぜると、成分が消化過程で吸収されるため、効果が現れるまでに時間がかかります。

舌下投与の場合、飲み込んだ分のティンクチャーが消化器系を通過する際に、第2波の効果が現れます。

効果が現れるまでの時間は、通常1~2時間です。

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ティンクチャーの歴史

西洋医学で大麻ティンクチャーが初めて公式に記述されたのは、1843年の医学誌です。

この論文にはレシピが掲載されていたため、まもなく薬局や特許薬製造業者がティンクチャーを製造・販売しはじめました。

それから数年後の1851年、アメリカ薬局方(医薬品リストとその効果および使用方法を記した年鑑)にExtractum Cannabis Purificatumまたはインディアンヘンプの精製エキスとして、大麻ティンクチャーが初めて掲載されました。

イギリスでは、ビクトリア女王の専属医が、女王の月経痛をやわらげるために大麻ティンクチャーを処方したほど、一般的な薬として受け入れられていました。

その医師は「純度の高いティンクチャーを慎重に投与すれば、(大麻は)我々が持つ最も価値のある薬の一つである」と記しています。

アメリカでは、1937年に制定された嗜好用大麻(マリファナ)税法により、大麻の所持や譲渡には膨大な額の税金が課せられて、実質違法となりました。

その4年後には、アメリカ薬局方から大麻は削除されています。

日本の法律に基づいた記事はこちら▶︎ 【弁護士監修】日本のCBDオイル。違法?合法?

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大麻ティンクチャーのつくり方

ティンクチャーをつくるのは難しくありませんが、数週間かかることもあります。

自家製のティンクチャーをつくる場合は、急いではいけません。

ここでは、ベーシックな大麻ティンクチャーのレシピを、詳しいつくり方とティンクチャーの用量とともにご紹介します。

原料は、乾燥させて細かく砕いたバッズや大麻のエキスと、溶媒として使用する、度数の高いエチルアルコールです。

アルコール濃度が高いほど、カンナビノイドの吸収率が高くなります。

その他のキッチン用品(メイソンジャー、コーヒーフィルター、計量カップなど)をそろえれば、すぐにできます。

注:ティンクチャーで大麻の多幸感や酩酊感を感じるためには、アルコールと混ぜる前に、大麻のバッズ(花)を加熱により脱炭酸して、THCA(テトラヒドロカンナビノール酸)をTHC(テトラヒドロカンナビノール)に分解する必要があります。

以下は、簡単なレシピです。

材料・準備するもの

  • 大麻(お好みの品種): 1/8オンス
  • 95%の穀物アルコール:2オンス
  • ふた付きメイソンジャー:1個
  • コーヒーフィルター:1枚
  • 漏斗:1個
  • スポイト付きの2オンス用ボトル

つくり方

  1. 大麻を脱炭酸します。
  2. 瓶の中に、大麻とアルコールを入れます。
  3. 瓶を密閉して、冷暗所で3週間保存し、毎日瓶を振ってください。
  4. 3週間後、コーヒーフィルターを入れた漏斗を、スポイトボトルにセットします。ティンクチャーを漏斗に注いで濾過します。
  5. ボトルにスポイトを入れます。冷暗所に保存すれば、自家製大麻ティンクチャーは1年以上持つでしょう。
<参考文献>
ウィードマップス(weedmaps)』編集部によるレビュー(2021年7月14日)
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※記事はアメリカでの法律、研究に基づいて作成されています。記載されている内容について日本国内での適法性や、記載されている内容の正確性は当社は保証しません。
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