【丸ごと解説】局所・外用剤とは?

(当記事は、アメリカでの法律、研究に基づいて作成されています)

トピカルの直訳は、局所という意味で、体の表面に直接塗るローションや軟膏のことです。

局所・外用剤(塗るタイプ)は、炎症や痛みのある部分を、即効性をもってやわらげるために使用されます。

通常、大麻(麻)の局所・外用剤に酩酊作用はなく、大麻の治療効果を、THCの精神作用なしに享受することができます。

局所・外用剤分野はまさに成長中。

中には、クローブやウィンターグリーンなどのエッセンシャルオイルを加えることで、さらに癒し効果を高めた、経皮吸収タイプや潤滑ローションもあります。

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塗るタイプのCBDオイル
▲写真:ジーナ・コールマン/ウィードマップス

局所・外用剤(塗るタイプ)とは?

局所・外用剤(塗るタイプ)は、大麻成分を配合した商品で、肌に直接塗り、痛みの症状を緩和します。

局所・外用剤は、大麻の喫煙や食べるタイプ(エディブル)による摂取に比べて、カンナビノイドの吸収速度が遅く、塗った部分でのみ効果を感じることができます。

ただし、THC(テトラヒドロカンナビノール)を含む局所・外用剤の場合は、THCの酩酊作用により、効果がわからない可能性があります。

局所・外用剤には、ローション・オイル・パッチ・スプレー・ソープ・潤滑剤・バスソルト・クールバーム・ウォームバームなどがあり、エッセンシャルオイルなどのオーガニック素材を使用している商品が多いです。

配合成分には、THC・CBD(カンナビジオール)・THCA(テトラヒドロカンナビノール酸)などがあり、酩酊作用があるかどうか?は、商品中に含まれるカンナビノイドの種類や、体のどの部位に塗るか?により異なります。

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局所・外用剤(塗るタイプ)の効果

人体にあるエンド・カンナビノイド・システム(ECS)は、食欲・気分・喜怒哀楽の感情に関わる受容体の機能を調節しています。

THCとCBDは、大麻に含まれるカンナビノイドで、このエンド・カンナビノイド・システムを活性化する化学物質です。

また、体内では、エンド・カンナビノイドと呼ばれる天然の化合物が生成されています。

THCとエンド・カンナビノイドは、CB1受容体やCB2受容体と呼ばれるカンナビノイド受容体に結合する点が共通しています。

カンナビノイド受容体と、それに結合する分子は、抗炎症や鎮痛などの幅広い生物学的機能を担っています。

THC(テトラヒドロカンナビノール)は皮膚から吸収されますか?

大麻成分を配合した局所・外用剤を使用すると、皮膚や筋肉組織、神経にあるCB1受容体に、THCが直接結合し、患部の痛みを緩和します。

また、THCは血流に入ってCB2受容体と相互作用します。

局所・外用剤に含まれる大麻成分は血液を介して全身に行き渡ります。

しかしこれは非常にゆっくりなので、ほとんどの人は大麻の精神作用を感じることはありません。

CBDクリームやTHCクリームの副作用は?

局所・外用剤商品の購入を検討する中で、局所・外用剤を使うとハイになるのか?と疑問に思う方がいるかもしれません。

CBDまたはTHCAベースのクリームであれば、強い酩酊の副作用はありません。

THCベースの大麻クリームは、THC特有の多幸感をもたらす可能性がありますが、通常、その影響は穏やかです。

高揚感は通常ほとんどないため、酩酊する副作用なしに癒し効果を得たい人にとって、局所・外用剤は素晴らしい選択肢の一つとなります。

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健康効果 – THCとCBDクリームの効果とは?

痛みと炎症

局所・外用剤は、一時的な激しい痛み・神経障害性の痛み・慢性的な痛みをやわらげることができます。

実際、慢性的な痛みの治療には、オピオイドよりも大麻の方が適しているという研究結果もあります。

また、関節痛は関節の炎症が原因であることが多いため、炎症そのものを治療することで痛みがやわらぎます。

関節リウマチや多発性硬化症(MS)などの痛みを和らげるために、CBDオイルや局所・外用剤がよく用いられるのは、このためです。

CBDを手に塗っているシーン
▲写真:ジーナ・コールマン/ウィードマップス

皮膚症状

コロラド大学の研究者たちは、大麻局所・外用剤が、乾癬や激しいかゆみ・アトピー性皮膚炎・接触性皮膚炎など、さまざまな皮膚疾患を効果的に治療できることを発見しました。

局所・外用剤は、湿疹のかゆみや炎症を治療することができます。

また、カンナビノイドの抗菌作用は、湿疹の合併症や、湿疹を悪化させる原因である、黄色ブドウ球菌の感染に対して有効な可能性があります。

筋肉痛や関節痛のために開発された商品ではなく、痛みや炎症、皮膚の炎症を抑えるための商品を選ぶようにしましょう。

なお、ニキビにお悩みの方には朗報です。

CBDには、皮膚の細胞の脂質生成を抑える作用があることがわかっており、皮脂の分泌量を効果的に調節します。

CBDを顔に塗っている男性
▲写真:ジーナ・コールマン/ウィードマップス

カンナビノイドの局所・外用剤には、皮膚のダメージを防ぐ抗酸化作用があり、若々しい外見を求める人にとって、最先端のスキンケア商品になるかもしれません。

ジストニア、ジスキネジア、チック

運動障害の症状は、不安により悪化するので、大麻が助けになるかもしれません。

2015年に行われた研究では、明確な結論は出ていないものの、ジスキネジア、チック、そしておそらくジストニアなどの不随意運動の治療に大麻の局所・外用剤が役立つ可能性を示しています。

THCとCBDの局所・外用剤を患部に塗ることにより、悪性の傷の痛みや症状を効果的にコントロールできるという研究結果が、2016年に発表されました。

また、カンナビノイドの抗菌作用は、抗生物質に耐性を持つ菌の対策に役立つ可能性があります。

頭痛

大麻クリームやローションは、こめかみに直接すり込むことができます。

大麻クリームやその他の局所・外用剤が、片頭痛の緩和に有効であることを示す予備的な研究もあります。

性的快感

性的快感を高めるための局所・外用剤商品は、潤滑剤から座薬までとりそろえられており、ベッドタイムにさらなる喜びと快感をもたらします。

THCが含まれる局所・外用剤の場合、酩酊作用があることに注意が必要です。

局所・外用剤の使用による摂取方法は、ティンクチャーの舌下投与のような効果があります。

口腔と、性器の皮膚や粘膜は非常に近しく、どちらの部位にも、カンナビノイドをすぐに取り込む血管が多く存在します。

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局所・外用剤(塗るタイプ)商品を使用する際の注意点

局所・外用剤の中には、すぐに効果が感じられる商品もあれば、効果を感じるまでに数時間かかる商品もあります。

また、ほとんどの局所・外用剤はハイになることはありませんが、経皮吸収型パッチはTHCが血流に入るため、ハイになる場合があることにご注意です。

同様に、多くの大麻クリームは、使用しても薬物検査で陽性になることはありませんが、保証はありません。

その点に注意してください。

<参考文献>
ウィードマップス(weedmaps)』編集部によるレビュー(2021年7月14日)
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